芸能

松岡昌宏“遠山の金さん” 歴代とは着物、足上げの高さも違う

松岡昌宏演じる”金さん”が好評(公式HPより)

 TOKIO松岡昌宏(41)の新たな代表作になりそうなのが、“金さん”だ。松岡が主演する時代劇『名奉行!遠山の金四郎』(TBS系)第2弾が13日に放送される。その見どころについて、時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが細かいところまでチェック! 以下、ペリーさんが解説する。

 * * *
 遠山金四郎は、実在の北町奉行で、今でいえば都知事と警視庁トップを兼任するくらいの偉い人。だが、若いころはヤンキー系で背中には桜吹雪の彫り物を入れている。金四郎は町人スタイルの“遊び人の金さん”となって、事件を自ら探索。ここ一番で悪人たちに桜吹雪を見せつけ、のちにお白洲で奉行ながら生き証人となって、見事なお裁きを見せるのだ。

 今回のテーマは「火」である。相次ぐ商家の不審火、倹約令のための隅田川花火の中止、密かに若者たちが企んだ花火大会、さらは江戸大爆破の危機?…ファイヤー、ファイヤー、ファイヤー!という流れだが、そこになぜかいつもいるのが、怪しい絵師・歌川国芳(吹越満)。金四郎の元カノの常磐津の師匠おせん (稲森いずみ)が横たわって足を出しているのは、ひょっとしてセクシー浮世絵モデルデビューですか!? 

 ちなみに国芳も実在で、かつて隅田川近辺を描いた「東都三ツ又の図」にスカイツリーそっくりの塔があることがわかり、「予知能力絵師説」がまことしやかにささやかれた。

 予告映像にも出てきたが、2回目とあって、「この背に背負った桜吹雪、よもや見忘れたたあ言わせねえぞ」「この金さんの桜吹雪、散らせるもんなら、散らしてみろい!!」のW名セリフにも落ち着きが見える松岡金さん。今回は過去に『江戸を斬る』シリーズ(TBS系)で金さんを演じた里見浩太朗が花火師の棟梁役で出演しているので、主役としてはますます張り切ったに違いない。

関連記事

トピックス

グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
民放ドラマ初主演の俳優・磯村勇斗
《ムッチ先輩から1年》磯村勇斗が32歳の今「民放ドラマ初主演」の理由 “特撮ヒーロー出身のイケメン俳優”から脱却も
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン