今も「ラッスンゴレライ」は持ちネタのひとつ


田中:音楽を作るのも楽しい。ネタで使う曲も、ぼくがiPadで作曲してるんですよ。昔からバンドをやっていたりして、音楽が好きなんです。

田中:音楽関連でいうと、ぼくは月2回くらいDJをしています。仕事で行くこともありますし、趣味でもやっています。MUSIC CIRCUSってイベントがあって、DJデビューしてみませんか?と誘われたのがきっかけです。

 ただ曲を流しているだけではつまらないので、たとえばクマムシさんに『あったかいんだからぁ』を歌ってもらって、それをリミックスして流したり、トレンディエンジェルの斎藤司さんの「ペッ」とか入れて。洋楽とお笑いを融合したものを作っています。

――仲がいい芸人さんはいるんですか?

田中:トレンディエンジェルの斎藤さんは仲良くしていただいています。バンビーノさん、ピスタチオさんは同じ2015年組。クマムシさんも他事務所ですけど、仲がいいです。

はま:ムーディ勝山さんと営業が一緒の時「仕事どう?」って話になって。「ボチボチっすね」と言ったら「これからもっと減るから大丈夫」って、怖すぎる一言。笑うしかできなかった(苦笑)。頑張れよって鼓舞してくれました。
 
 パンサーの向井(慧)さんには、「なんでもチャレンジしたほうがいいんちゃう?」って。まだ5年目だし、自分に何ができるか、まだわかってないときやから、なんでもトライして、ガンガン攻めていった方がいいって、よく言われています。

田中:藤崎マーケットさんにはデビューしたての頃、「ネタをつくっときや」とか「漫才やっときや」と言われていました。でも、当時はラッスンしか求められていなかった。ネタ作っても、「ラッスンでお願いします」って制作側に言われて、作る意味ないやんって思ってしまったんですね。

「次ないんですか」ってだいぶ後に言われたときには、ラッスン以外なにもなかった。せっかく言ってくれてたのになって思いました。いまだに、(藤崎マーケットの)トキさんは「食われへんくなったら、大阪戻ってこい。いつでも食わしたるから」と言ってくれる、頼もしい先輩です。

――今後の目標は?

田中:もう一度ブレイクを目指すよりも、ずっとテレビに出ている、おなじみの存在になれたらいいなと思います。

はま:生活できるくらいのお金を稼ぎ続けられたらいいなと思います。

田中:目標、低いなぁ!(笑い)

【8.6秒バズーカー】 
ボケ担当のはまやねんと、ネタ作りとツッコミ担当の田中シングルにより、2014年4月に結成しデビュー。リズムネタ「ラッスンゴレライ」で一気にブレイク、2015年の流行語大賞にノミネートされた。

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