ライフ

不倫に変化 探偵社への男性相談者が4倍に、開き直りも増加

不倫、男性の相談者が1割→4割へ急上昇(写真/アフロ)

 時代が変われば、不倫の事情も変わる。不倫調査やその後の無料カウンセリングなど“アフターフォロー”も行う探偵事務所「MR」の岡田真弓社長が語る。

「昔と今のとりわけ大きな変化は、女性の不倫が増えたことです。男性の相談者は、この20年弱でおよそ1割から4割に急増しました。女性の社会進出はもちろん、ネットやスマホの普及で『私は不倫している』『私も仕方ないよね』と、これまで秘められていた不倫事情が堂々と語られるようになり、不倫に対する罪悪感が激減したことが大きく影響しています」(以下、「」内はすべて岡田さん)

 アンチエイジングが進み、40代、50代になっても美しくいられる女性たちは、積極的に色恋に走るようになった。女性が肉食化する一方、男性の“甲斐性”は姿を消しつつある。

「昔の男の人は愛人を大事にすればするほど、同じように家庭も大事にしようとしました。でも、今は不倫すると愛人しか目に入らなくなり、家のことは放置する男性が増えました。“妻とは離婚して、愛人と再婚しよう”という考えが主流になりつつあります」

 男性の変化により、夫に不倫される立場にある妻の身の処し方も変わらざるを得ない。

「夫が浮気していることに薄々気づきながら、とりあえず子供を産んで一緒に家庭で育てていけば、何かが変わるのではないかと期待する妻はいまだにいます。でも現在は、“待っていれば、いつか私のところに戻って来る”という時代ではないことも理解しなければなりません。倫理観や建前よりも、その場の快楽が重視されるようになり、放っておいたら夫は愛人一辺倒で、妻が申し立てるまで延々と不貞が続きます」

 一昔前まで、不倫相手の女性に証拠を突きつければ、「申し訳ありません」と頭を垂れたものだ。

「ところが今は、動かぬ証拠を突きつけても『浮気? 何が?』と強気に出て、すぐに弁護士を立ててきます。知識だけは豊富で、開き直って言い逃れを繰り返すんです」

 開き直りには典型的なパターンがある。

「1つは、『相手が結婚していることを知らなかった』とアピールして、慰謝料を取られないようにすること。『夫婦関係はすでに破綻していて、奥さんとは離婚すると聞いていた』と主張して、『私は騙されたから、逆に慰謝料を請求します』というパターンもあります。いずれも、“奥さんに悪いことをした”との気持ちは感じられません」

関連記事

トピックス

モデルで女優のKoki,
《9頭身のラインがクッキリ》Koki,が撮影打ち上げの夜にタイトジーンズで“名残惜しげなハグ”…2027年公開の映画ではラウールと共演
NEWSポストセブン
前回は歓喜の中心にいた3人だが…
《2026年WBCで連覇を目指す侍ジャパン》山本由伸も佐々木朗希も大谷翔平も投げられない? 激闘を制したドジャースの日本人トリオに立ちはだかるいくつもの壁
週刊ポスト
高市早苗首相(時事通信フォト)
高市早苗首相、16年前にフジテレビで披露したX JAPAN『Rusty Nail』の“完全になりきっていた”絶賛パフォーマンスの一方「後悔を感じている」か
女性セブン
2025年九州場所
《デヴィ夫人はマス席だったが…》九州場所の向正面に「溜席の着物美人」が姿を見せる 四股名入りの「ジェラートピケ浴衣地ワンピース女性」も登場 チケット不足のなか15日間の観戦をどう続けるかが注目
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
「『あまり外に出られない。ごめんね』と…」”普通の主婦”だった安福久美子容疑者の「26年間の隠伏での変化」、知人は「普段どおりの生活が“透明人間”になる手段だったのか…」《名古屋主婦殺人》
NEWSポストセブン
「第44回全国豊かな海づくり大会」に出席された(2025年11月9日、撮影/JMPA)
《海づくり大会ご出席》皇后雅子さま、毎年恒例の“海”コーデ 今年はエメラルドブルーのセットアップをお召しに 白が爽やかさを演出し、装飾のブレードでメリハリをつける
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《中村橋之助が婚約発表》三田寛子が元乃木坂46・能條愛未に伝えた「安心しなさい」の意味…夫・芝翫の不倫報道でも揺るがなかった“家族としての思い”
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
「秋らしいブラウンコーデも素敵」皇后雅子さま、ワントーンコーデに取り入れたのは30年以上ご愛用の「フェラガモのバッグ」
NEWSポストセブン
八田容疑者の祖母がNEWSポストセブンの取材に応じた(『大分県別府市大学生死亡ひき逃げ事件早期解決を願う会』公式Xより)
《別府・ひき逃げ殺人》大分県警が八田與一容疑者を「海底ゴミ引き揚げ」 で“徹底捜査”か、漁港関係者が話す”手がかり発見の可能性”「過去に骨が見つかったのは1回」
愛子さま(撮影/JMPA)
愛子さま、母校の学園祭に“秋の休日スタイル”で参加 出店でカリカリチーズ棒を購入、ラップバトルもご観覧 リラックスされたご様子でリフレッシュタイムを満喫 
女性セブン
悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま、筑波大学の学園祭を満喫 ご学友と会場を回り、写真撮影の依頼にも快く応対 深い時間までファミレスでおしゃべりに興じ、自転車で颯爽と帰宅 
女性セブン
クマによる被害が相次いでいる(getty images/「クマダス」より)
「胃の内容物の多くは人肉だった」「(遺体に)餌として喰われた痕跡が確認」十和利山熊襲撃事件、人間の味を覚えた“複数”のツキノワグマが起こした惨劇《本州最悪の被害》
NEWSポストセブン