イラストレーター・まーぼーさんのお気に入りは3話で祐太郎が指で口をつぐまれるシーン


【4】作家やミュージシャンもゲストで登場

 これまでに出演したゲストは、俳優だけでなく、ミュージシャンやモデル、小説家、映画監督など幅広い。

「依頼人が主役でもあるドラマなので、その人が本当に生きているような思いを抱けるキャスティングにしています。そのため、これまで連続ドラマでは見たことがないかたにもオファーしています」(山田さん・以下同)

 小説家の高橋源一郎(67才)や『水曜日のカンパネラ』のコムアイ(26才)、映画監督の塚本晋也(58才)などが物語を盛り上げている。

【5】語られない裏設定がしっかりある

 圭司と祐太郎が働くのは「dele.LIFE」という会社。ドラマでは説明されていないが、実はこんな設定がある。

「オフィスは圭司が祖父から受け継いだ自社ビルで、東銀座にある設定。ビルの中でも半地下にあります。セットを作るにあたり、こだわったのは小道具。何気なく置いてあるような小道具、一つひとつに意味があります。ある回の出演者がふと手にしたように見えたものが、その後のドラマのカギになっていたり…」

 映画風タッチの映像も話題だが、その美しさは、ズバリ光の演出にある。

「人が生きた記録、彼らの人生がどれだけ美しかったかを表現するのに、光は重要な役割を担っています。例えば、つらいシーンを描く時、光を調整し、夕方から夜に変わる演出をしたこともあります」

 そんな細部にまでこだわることで、深く登場人物の心情が描けるのだそうだ。

【6】謎めいた2人の過去

 スタート時には明かされていなかった圭司と祐太郎の過去も、回を追うごとに明かされていくから目が離せない。

 5話では圭司の元恋人・明奈(柴咲コウ・37才)が登場。祐太郎には、9年前に14才で亡くなった妹がいると明かされた。しかし、詳しい2人の過去はまだ謎のまま…。

「最終話に向けて、2人の過去が交錯し、彼らが出会った意味が明らかになっていきます」

 最終回は9月14日。ここまで読んで番組を見れば、今からでもどっぷりハマれますよ。

※女性セブン2018年9月20日号

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