ライフ

猫カフェを楽しむために守るべき「暗黙のルール」とは

「猫カフェ」暗黙のルールとは?(写真提供/猫カフェ協会事務局)

 猫と一緒に遊んだり、かわいい姿を眺めながらお茶が楽しめると最近人気の「猫カフェ」。もともとは、1998年に台湾で誕生し、日本に登場したのは2000年代初め。今回はそんな「猫カフェ」を120%楽しむコツと、最低限守らなければならない“暗黙のルール”を紹介する。

 猫カフェ協会によると、現在全国の猫カフェの店舗数は約600店舗。2005年はわずか3店舗だったのに、13年間でおよそ200倍に増えた。

 さらに近年は、ヨーロッパでも店がオープンするなど、猫カフェ文化は世界的な広がりを見せているという。営業形態も多様化しており、保護猫ばかりを扱う、里親探しが目的の“保護猫カフェ”なども増えている。

 そんな猫カフェ業界全体が成長していこうという最中の今年8月、事件が起きた。東京・立川の「猫カフェ MOCHA 立川店」で、「猫パルボウイルス」が流行。数匹の猫が死亡していたと報告されたのだ。

 猫パルボウイルスとは、感染力が非常に強く、ワクチンを打っていない子猫が感染すると、かなりの確率で命を落とす病気だ。それにもかかわらず、この運営会社は、感染が確認された後も事実を公表せず、営業を続けていた。

 この事件を受け、他の猫カフェ店では、感染症の出た店への入店歴がある客の利用を断るなど、対策を強化している。今回の事件は、猫パルボウイルスに感染した猫を隔離する態勢に不備があったのではと、猫カフェ協会事務局は見解を示した。

「ウイルス以外にも、猫風邪や寄生虫などがうつる可能性もあるので、複数の猫カフェ店を、同日に利用するのは控えてください。同様に、野良猫と接触した日は猫カフェの利用はしない方がいいでしょう」(猫カフェ協会事務局、以下「」内同)

 猫カフェを訪れた際は、猫を追いかける、無理矢理抱っこする、寝ているところを起こすなどの猫が嫌がる行動をしてはいけない。写真は自由に撮っていいが、フラッシュが点灯しないよう設定しよう。

 その他、猫は大きな音が苦手なので、大声を出したり、ドタドタと足音を立てない。そして顔をじーっとのぞき込むのもNGだという。

「猫社会では、相手の目を凝視することは敵意を示します。猫と目が合ったら、ゆっくりまばたきをしたり、顔をそむけてあげてください。また猫を犬のようにわしゃわしゃなでるのもダメ。なでる時はやさしくそ~っと、を心掛けて」

 猫カフェを利用する際は服装にも注意を。おすすめはパンツスタイル、もしくは広がりのあるロングスカートだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

防犯カメラが捉えた緊迫の一幕とは──
《浜松・ガールズバー店員2人刺殺》「『お父さん、すみません』と泣いて土下座して…」被害者・竹内朋香さんの夫が振り返る“両手ナイフ男”の凶行からの壮絶な半年間
NEWSポストセブン
リモートワークや打合せに使われることもあるカラオケボックス(写真提供/イメージマート)
《警視庁記者クラブの記者がカラオケボックスで乱痴気騒ぎ》個室内で「行為」に及ぶ人たちの実態 従業員の嘆き「珍しくない話」「注意に行くことになってるけど、仕事とはいえ嫌。逆ギレされることもある」 
NEWSポストセブン
「最長片道切符の旅」を達成した伊藤桃さん
「西国分寺から立川…2駅の移動に7時間半」11000kmを“一筆書き”した鉄旅タレント・伊藤桃が語る「過酷すぎるルート」と「撮り鉄」への本音
NEWSポストセブン
ドジャース・山本由伸投手(TikTokより)
《好みのタイプは年上モデル》ドジャース・山本由伸の多忙なオフに…Nikiとの関係は終了も現在も続く“友人関係”
NEWSポストセブン
齋藤元彦・兵庫県知事と、名誉毀損罪で起訴された「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志被告(時事通信フォト)
NHK党・立花孝志被告「相次ぐ刑事告訴」でもまだまだ“信奉者”がいるのはなぜ…? 「この世の闇を照らしてくれる」との声も
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さん(Xより)、高野健一容疑者の卒アル写真
《高田馬場・女性ライバー刺殺》「僕も殺されるんじゃないかと…」最上あいさんの元婚約者が死を乗り越え“山手線1周配信”…推し活で横行する「闇投げ銭」に警鐘
NEWSポストセブン
伊勢ヶ濱親方と白鵬氏
旧宮城野部屋力士の一斉改名で角界に波紋 白鵬氏の「鵬」が弟子たちの四股名から消え、「部屋再興がなくなった」「再興できても炎鵬がゼロからのスタートか」の声
NEWSポストセブン
環境活動家のグレタ・トゥンベリさん(22)
《不敵な笑みでテロ組織のデモに参加》“環境少女グレタ・トゥンベリさん”の過激化が止まらずイギリスで逮捕「イスラエルに拿捕され、ギリシャに強制送還されたことも」
NEWSポストセブン
親子4人死亡の3日後、”5人目の遺体”が別のマンションで発見された
《中堅ゼネコン勤務の“27歳交際相手”は牛刀で刺殺》「赤い軽自動車で出かけていた」親子4人死亡事件の母親がみせていた“不可解な行動” 「長男と口元がそっくりの美人なお母さん」
NEWSポストセブン
荒川静香さん以来、約20年ぶりの金メダルを目指す坂本花織選手(写真/AFLO)
《2026年大予測》ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート 坂本花織選手、“りくりゅう”ペアなど日本の「メダル連発」に期待 浅田真央の動向にも注目
女性セブン
トランプ大統領もエスプタイン元被告との過去に親交があった1人(民主党より)
《電マ、ナースセットなど用途不明のグッズの数々》数千枚の写真が公開…10代女性らが被害に遭った“悪魔の館”で発見された数々の物品【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン