芸能

深夜2時半出勤? 松尾アナ結婚に見る早朝番組アナの婚活事情

結婚を発表したテレ朝・松尾由美子アナ(公式HPより)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、早朝番組を担当する女子アナの婚活事情について。

 * * *
 テレビ朝日の松尾由美子アナが6才下の指揮者、川瀬賢太郎氏と結婚した。
 
 松尾アナは現在、横並びトップの視聴率を獲る日も多い『グッド!モーニング』のメインキャスターを先輩の坪井直樹アナと務めている。39才と“アラフォー”なのだが、ポニーテールやハーフアップといった女性アイドルさながらの髪形がよく似合う反面、アナウンス力は非常に高く、ナレーションにも、抜群の安定感がある。
 
 私はレギュラー出演している系列のメ~テレ『ドデスカ!』で、テレ朝から配信される映像を見ながらコメントをする機会が多いのだが、松尾アナが読みを担当しているニュースは本当に聞きやすく、噛んだり、間や緩急が不自然だったりすることもなく、完璧だ。

 そして、松尾アナは声が本当にいい。かつて、美声とはとても言えないし、かなり変わった声の女子アナについて「なんで、あんな声の人がアナウンサーになれたんだろう」と私が疑問を唱えたところ、「声でなんか採っていませんから」と言い切ったのは、誰あろう、松尾アナの大先輩である男性アナだ。

 ラジオとの兼営局でもない限り、「顔さえ良ければいいのか」と衝撃を受けたものだが、松尾アナは近年(2002年入社)の在京局の女子アナの中では、もっとも美声だといってもいいかもしれない。

 155cmと、これまた昔のアイドルのような身長だが、キャピキャピしたようなところは全くなくて、硬派な報道畑一筋。松尾アナがまだ20代の頃、土曜日版『やじうまプラス』で共演させていただいていたのだが、彼女は既に落ち着いたキャラクターで、本番前の下準備段階から落ち着いて仕事をこなしていたものである。

 現在、『グッド!モーニング』は、後輩の島本真衣アナや、日本一忙しいフリーアナの新井恵理那、学生時代から出演している福田成美からなる“四姉妹”が大きな売り。そんななか、長女の松尾由美子アナは、“四姉妹”という括りにも全く不自然さが感じられないほどのキュートさを保ち、しかし、妹たちをとりまとめる“しっかり者”だ。

 そんな松尾アナは、入社してから、ずっと早朝番組を担当しているという印象がある。テレ朝の早朝番組といえば、現在、ワイドショーやニュースでは当たり前となった“新聞コーナー”の元祖『やじうま新聞』が有名で、その後もタイトルに“やじうま”と付いた何本もの番組に必ず松尾アナは出ていた。

 それが『グッド!モーニング』となったのは、被災地取材などで「やじうま」という番組名を名乗りづらくなったからと聞く。

 4時55分スタートの『グッド!モーニング』だと、出社は2時30分頃ではないか。女子アナはメイクや着替えに少なく見積もっても30分はかかるだろうから、3時入りでは少々バタバタしてしまう。これ、“朝”ではないだろう。

 そこから打ち合わせをしたり、新聞を読んだり、VTRにナレーションをつけたり。長女の松尾アナは、妹たちの教育係も担っているだろうし、コメンテーターとのコミュニケーションも積極的にはかっているハズ。大忙しである。

 以前、先輩の下平さやかアナが早朝番組に出ていたときは、「下平会」なる飲み会を午前中から開催することもあったが、松尾アナがそうした会を仕切っているという話は聞いていない。お昼前になれば眠くもなるだろう。

 さらに早朝番組の女子アナの悩みといえばサンドイッチやおにぎりなどの軽食を含み「一日4食とか5食、食べてしまう」から体重管理が大変だということ。

 ちなみに件のメ~テレの朝ワイド『ドデスカ!』のメインキャスター、徳重安奈アナは、「前日は夕方5時以降、食べないようにしている」と言っていた。ものすごい摂生ぶりだ。

 当然、寝るのも早いから、早朝番組担当女子アナは、たとえば『ドクターX~外科医・大門未知子~』のような自局の人気ドラマも「リアルタイムでは見られない」と言っていた。夜9時からのドラマなのに、だ。

 もちろん、その後の『報道ステーション』も、報道番組を担当するアナウンサーなら「チェックしておきたい」番組だろうが、その時間には、もうグッスリなのである。

関連記事

トピックス

石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
『東宝シンデレラ』オーディション出身者の魅力を山田美保子さんが語ります
《第1回グランプリは沢口靖子》浜辺美波、上白石姉妹、長澤まさみ…輝き続ける『東宝シンデレラ』オーディション出身者たちは「強さも兼ね備えている」
女性セブン
9月6日から8日の3日間、新潟県に滞在された愛子さま(写真は9月11日、秋篠宮妃紀子さまにお祝いのあいさつをするため、秋篠宮邸のある赤坂御用地に入られる様子・時事通信フォト)
《ますます雅子さまに似て…》愛子さま「あえて眉山を作らずハの字に落ちる眉」「頬の高い位置にピンクのチーク」専門家が単独公務でのメイクを絶賛 気品漂う“大人の横顔”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン