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「細かすぎて~」芸人こがけん 映画に救われた少年期の孤独

■洋画を繰り返し見続けた少年時代

 ネタにしている映画、とくにハリウッド映画が好きになったのは、育った家の環境が大きい。

「小学生のときはテレビの『日曜洋画劇場』(テレビ朝日系)を必ず見ていて、なかでも『星の王子 ニューヨークへ行く』(1988年)は大好きでした。そして何度も繰り返し見続けていると、子供でもだんだん、伏線とその回収、という構造が見えてくるんです。あるシーンがフリになって、次にボケ、その後オチになるという仕組みに気づけたんです。

 テレビ番組だけでなく、家族や親戚の影響も大きいです。年の離れた姉が2人いるのですが、姉も僕も、佐世保でカフェを開いていた親戚のおじさんから、かなり教育されました。おじさんは僕ら姉弟にVHSビデオの『ブルース・ブラザーズ』(1980年)や『ブレードランナー』(1982年)を見せるんですよ。最初に見たのはいつだか思い出せないくらい幼い時でした。他にも自然とたくさんの名作を見るような環境でした。

 もう少し成長して、なんだか家に居たくないなと思った時には、決まって映画館へ行っていました。母は、僕が映画を見に行くと言うと(そのための)お小遣いをくれたんです。当時、地方の映画館はまだ新作2本立て上映をしていたので、そこでたっぷり、違う世界に没入していました」

 今はNetflixやAmazonプライムなど、ストリーミングで映画を観られるサービスが充実している。移動時間はたいてい、そういったサービスを活用して映画を観る生活だ。

「それでもやっぱり、1週間に一度は映画館へ行くようにしています。映画館には、ライブのような楽しさがあるんですよね」

■映画を観ることで、救われた「孤独」

 芸人として、映画ネタライブ「こがけんシネマクラブ」も主催しているこがけん。映画ネタにこだわるのは、少年時代の自分を救ってくれた映画に恩返ししたい気持ちもあると明かす。

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