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51歳バツイチ男性とデキ婚した31歳美穂子の「勝算」

年の差結婚に踏み切った理由は(イメージカット)

 結婚を夢見ながらも、結婚に惑う女性たち。彼女たちは男性に何を求めているのか? せっせと婚活をしながらも、なぜ結婚ができないのか? 女性たちの結婚の「分岐点」をレポートするシリーズ。

■第一印象は「かっこいい人だな」

 31歳の美穂子(みほこ)さん(仮名)は、現在、妊娠8ヶ月。この夏に結婚し、まもなく出産を向かえるという、幸せの真只中にいる。看護師として働いていたが、夜勤の多い病院だったため、結婚を機に退職した。現在は専業主婦だが、子育てがひと段落したら、また働かこうと考えている。

「友人に言われるんですよ、絶対仕事したほうがいいよ! って。というのも、すぐに旦那とうまくいかなくなるんじゃないかって、皆に心配されているから。新婚なのに、失礼ですよねえ(笑)」

 失礼ではあるが、友人たちが心配するのには、相応の理由があるようだ。夫の一馬さんは、美穂子さんより20歳年上の51歳。そして、美穂子さんとは再婚になる。年の差婚を果たした二人の馴れ初めを簡単に紹介するとこうなる。

 職場の先輩が企画した飲み会、もとい合コンに参加したのは約1年前だった。美人で華やかな先輩は高スペック男性との出会いを求めて積極的に合コンを開催しており、その日、数合わせとして美穂子さんが呼ばれた。普段、美穂子さんは、先輩の合コン要因には入っていない地味なタイプ。化粧はほとんどせず、オシャレにも疎い。だから、「美穂子は化粧をちゃんとすれば綺麗なんだから、化粧してきてよね!」と言われたときは、“綺麗”という聞きなれない言葉に、びっくりした。

 その日の合コンの男性メンバーの多くはアラフォーで、一馬さんだけが、アラフィフだった。かつ、バツイチだった。集まったのはマスコミ系の男性たちで、広告代理店で働く一馬さんは場の盛り上げ役ではあったものの、先輩をはじめとする女性陣が積極的に話しかけるのは、30代後半の男性だった。気がついたら、馴れない場所に萎縮している美穂子さんの隣に一馬さんがいた。

「かっこいい人だな」

 それが、一馬さんに対する、美穂子さんの第一印象だった。年齢よりはずいぶん若く見える整った容姿、そして、何より、美穂子さんに対して、「かわいいね」と言ってくれた。

「私は男の人に慣れてないから、舞い上がっちゃったのかもしれません……。二人で飲みなおそうといわれて、お互いけっこう酔っぱらって、彼は一人暮らしをしている私の家に泊まってしまったんです。ただ、何もなかったんですよ、はい。彼も私もすぐに寝ちゃったので。私はお酒が弱いし、彼は、若くないからかな……」

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