芸能

松坂慶子、安藤サクラに「あなたのお母さんの本で…」と感謝

『西郷どん』から『まんぷく』の超多忙

 強い日差しが戻ってきた10月初旬の週末。都内の閑静な住宅街にある一戸建てから、恰幅のよい男性が姿を現した。無造作な長髪に口ヒゲの男性はギターケースを背負い、両手に小型のキャリーケースを引いている。男性は、ギタリストの高内春彦さん(64才)。女優・松坂慶子(66才)の夫である。

「その一戸建てはもともと松坂さんの実家で、高内さんは6年前から松坂さんのお母さんと同居しています。彼は全国でライブ活動をしていて、旅支度をして家を空けることも多いですね」(近隣住民)

 夫とともに自宅で91才の母・つね子さんの介護をする松坂も不在期間は短くない。

「松坂さんは、NHKの連続テレビ小説『まんぷく』の収録のため、5月頃から単身大阪で過ごされているようです。旦那さんが介護しているとの話でしたが、最近は夫婦とも家を空けがち。どなたが介護されているのでしょうか…」(別の近隣住民)

『まんぷく』は初回放送の視聴率が23.8%を記録。初回で23%を超えたのは2001年に放送された『ほんまもん』以来、17年ぶりとなった。2週目に入った8日の放送も視聴率20%超えと絶好調だ。

 戦前戦後の大阪を舞台に、安藤サクラ(32才)演じるヒロイン・福子が事業に失敗しながら夫婦でインスタントラーメンを発明する物語で、松坂は福子の母親を演じる。撮影現場には実際の「母と娘」の触れ合いがあるという。

「昨年6月に長女を出産したサクラさんに配慮して、クランクインは通常より3週間ほど前倒しした5月1日でした。その分、1日の収録時間を短くして、遅くとも午後7時には撮影が終わります。サクラさんがたまにスタジオに長女を連れてくると、松坂さんら共演者が自分の娘のようにかわいがっていますよ」(ドラマ関係者)

 そんな松坂にも、長きにわたる母娘の物語がある。

◆一冊の本と出合い変わった心境

 1991年、ニューヨークで活動する無名のミュージシャンだった高内さんと松坂が極秘結婚した時、松坂の父は「あの男は娘を利用している」「慶子に寄生して、のうのうと生きている」と猛反発。これに松坂が「あんたたちなんか、眼中にない」と応戦すると、両親は絶縁を宣言した。

 だが2006年に父・英明さん(享年85)が糖尿病で寝たきりになり、松坂が介護するようになると、母娘の確執は雪解けを迎えた。

「お父さんの介護を通じて徐々にわだかまりが解けていきました。2007年にお父さんが逝去した後は、年老いたお母さんが松坂さん夫婦を頼るようになった。2012年に夫婦で介護同居を始めた時は驚きましたよ。仕事で松坂さんが忙しい時は高内さんがお母さんの面倒を見ていましたから、人の関係もここまで変わるもんだな…と」(松坂の知人)

 6年前に始まった母の介護。突然訪れた同居生活は、子供にとって心身ともに大きな負担となる。松坂も日に日に、疲労の色が濃くなった。

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