今年は平年に比べてかなり早く、9月にインフルエンザの集団感染が発表されたこともあり、冬に向けた加湿空気清浄機の導入を検討している人も多いだろう。
実は日本の場合、空気清浄機の9割が加湿機能も搭載されており、これは日本ならではの特徴という。
「物を大切にする“もったいない精神”から、フィルターは使い捨てではなく、手入れしながら使うタイプが多い。だからこそ、フィルター掃除がしやすいモデルを選ぶことが重要です」(家電コーディネーターの戸井田園子さん)
また、置き場所に合ったタイプを選ぶ必要がある。
「パナソニックはボディーの下部から空気を吸い込むので、壁にピッタリくっつけて置いてもかまいません。一方のシャープは背面から空気を吸い込み、ダイキンは脇から吸い込む。置き場所に応じてタイプを選ぶのが、空気清浄機の基本です」(ビックカメラ・照井友貴子さん)
◆独自の技術で空間を洗って除菌や脱臭を
加湿空気清浄機をこの時期に使ういちばんの理由は、乾燥状態を解消して、風邪やインフルエンザなどを予防するため。だが、そうした湿度コントロールだけでは防ぎにくいウイルスなどの抑制や除菌・脱臭に威力を発揮する空間除菌脱臭機が登場した。
「パナソニックが発売した次亜塩素酸を放出する空間除菌脱臭機は、PM2・5や花粉といった空間浮遊物は集塵しませんが、次亜塩素酸を生成して放出することで、ペットのにおいを抑えたり、空間をまるごと除菌できます」(戸井田さん)
また、同機はインフルエンザやノロウイルスを99%以上抑制することでも注目されている。
※女性セブン2018年10月25日号