ビジネス

最近のオーブンレンジ、AIとITとつながり献立検討労力半減

上段で焼き、下段で蒸しの同時調理ができるシャープのウォーターオーブン『ヘルシオAX-XW500』

 最近、自分のライフスタイルに合わせ、効率化を図る家電が続々と登場している。そこで、今回はオーブンレンジについて3人の専門家に聞いてみた。オーブンレンジは自動調理のできる家電として、主婦を夕飯作りから解放してくれるものとなってきた。

「価格.com」の編集記事やメディア面で執筆編集や消費動向分析などを担当するご意見番的存在。「家電製品総合アドバイザー」の鎌田剛さんはこう語る。

「昨今のトレンドは、この自動調理メニューの進化。レンジに表示された材料を皿などにセットして調理をスタートさせれば、一品料理を作ってくれる最上位モデルが増えています」

 これまでのレンジはキッチンの主役ではなく、サポート的存在だった。しかし最近はインターネットとつながって随時機能が更新され、新メニューもダウンロードされる。これは、AIのシェフがおすすめメニューを提案してくれ、さらに調理までしてくれるのと同義。頼もしい。

 このようにレンジはAIやITとつながり、毎食の献立を考える労力を半減させてくれる。

 家電量販店・ビックカメラグループ内の2017年接客ロールプレイングコンテスト総合3位(生活家電分野ではトップ)に輝いた腕利き販売員・照井友貴子さんはこう解説する。

「同じスチームオーブンレンジでも、メーカーによって特色はさまざま。パナソニックはスピード系の時短料理が、東芝はグリル系の調理が、シャープはヘルシー料理が得意な上にあぶり料理もできます」(照井さん)

 では、具体的にどの商品を専門家は評価するのか。消費者目線の解説で定評がある家電専門家で、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の家電コーディネートを担当した戸井田園子さんは以下2種類を紹介する。価格は編集部調べの実勢価格。

「これ1台で焼く、煮る、蒸す、揚げるができる『スチームオーブンレンジ ビストロ NE-BS1500』。新開発のチタンコートグリル皿の採用で、時短性能がさらにアップ」(14万7940円/パナソニック)

 そして、もう一つ。

「今や自動調理器の定番となった『ヘルシオ AX-XW500』。AIとIoTとの連携で、音声での設定もできるようになり、ますます便利に」(約16万円/シャープ)

※女性セブン2018年10月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
横山剣氏(左)と作曲家・村井邦彦氏のスペシャル対談
《スペシャル対談・横山剣×村井邦彦》「荒井由実との出会い」「名盤『ひこうき雲』で起きた奇跡的な偶然」…現代日本音楽史のVIPが明かす至極のエピソード
週刊ポスト
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン