そんなベトナム&欧米の協力の元に生まれたのが、今回のパリで発表された「LUX A2.0」(セダン)と「SA2.0」(SUV)の2台の新型車です。
パワートレインは、2リッターの4気筒ガソリン・ターボ・エンジンとZF製8速AT。セダンは後輪駆動、SUVは後輪駆動と4WD。最高出力はセダンが130kW(175馬力)/170kW(231馬力)、SUVが231馬力だそうです。
フロントに誇らしげに飾られた「V」の意匠は、当然、ベトナム(Vietnam)の頭文字を意味するのでしょう。顔つきは、ちょっと押しが弱いものの、スタイルはベースモデルの雰囲気を強く残しており、欧米や日本のクルマと並んでも、遜色ないできあがりではないでしょうか。ただ、サイズ感は見たところBMWの旧5シリーズやX5ほどですが、エンジンが小さいなという印象です。
そんなパリのモーターショーでビンファーストは「ニュースター賞」を獲得。さらに本国では販売店を募集中で、2019年には販売を開始する予定とか。さらに、乗用車だけでなく、電動バスなどの電動車両の開発も行っていると報じられています。
まだ生まれたばかりのメーカーですが、驚くべきスピードで成長を続けているようです。果たして、今後アセアンでどれだけ大きな存在になることができるか、注目です。