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岩本勉氏が日本シリーズ予想「カープの開き直り力に疑問符」

日本ハムで活躍した岩本勉氏(時事通信フォト)

 リーグ3連覇を果たした広島と、昨年日本一のソフトバンクの対戦となった2018年の日本シリーズ。その見どころを、「ガンちゃん」の愛称で親しまれた元日本ハムの岩本勉氏(47)に独自の視点で解説してもらった。その結果、岩本氏は「4勝1敗」でソフトバンクが日本一になると予想した。

 * * *
 短期決戦で大切なのは相手に点を取られないこと。その視点から両リーグのCSを振り返ると、とにかくホークスの投手陣の良さが印象的でした。

 元投手の立場で言わせてもらえば、ホークス投手陣は皆が“その気”になっているんです。実際に体調がいいだけでなく、自分の調子がいいことを自分自身でも認識している。経験から言って、そういうときの投手はなかなか打たれない。現在のホークスにはそんな投手が何人もいるように思います。

 一方、カープに関しては、ブルペン陣に少し不安が残ります。ただ今季、15勝をマークしてセ・リーグの最多勝に輝いた大瀬良大地の実力は本物。紛れもないエースに成長しました。その大瀬良と、左腕のジョンソンの活躍が重要になると思います。

 カープは2016年の日本シリーズでファイターズに敗れ、昨年はCSでベイスターズに退けられました。「今年こそ」という思いが強いでしょうが、それがかえってプレッシャーになるのではないかと心配しています。

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