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2018.10.31 07:00  週刊ポスト

まさか… 糖尿病、認知症など重大疾患の鍵は「歯みがき」に

【図解】「間違った磨き方」と「正しい磨き方」

「歯周病菌が歯茎に侵入すると、これに対抗するため炎症が起き、炎症物質が体内で作られます。この物質が血管を通じて全身をめぐると、血糖コントロールを行なうインスリンの働きを妨げる。そのため血糖値が上昇して糖尿病を発症しやすくし、また悪化させることがわかってきています」

 さらに最近は、認知症との関係も世界中で指摘される。

 スウェーデン・カロリンスカ研究所が今年10月に発表した研究では、認知機能低下やアルツハイマー病のある人は、ない人より歯周病の兆候がある割合が5倍以上高かった。

 名古屋市立大学大学院医学研究科教授の道川誠氏らは今年1月、マウスの実験で歯周病がアルツハイマー病を悪化させることを示した。

「歯周病の毒素が血管を通じて脳内に到達し、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβなど有害物質を増加させていると考えられます」(道川教授)

 他にも歯周病と関係する重篤な病気は多い。

「誤嚥すると、食べ物や唾液と一緒に歯周病菌が気管支から肺に侵入し、誤嚥性肺炎を引き起こすケースもあります」(沼部教授)

“たかが歯みがき”と侮ってはならない。間違った歯みがきは、命の危険につながるのだ。

※週刊ポスト2018年11月9日号

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