水卜麻美アナ、投入は裏目か(時事通信フォト)
「『イッテQ』や『DASH』のような、他局には真似できない独自カラーの人気番組もある一方、最近は『行列のできる法律相談所』を作ったエース演出家の手法をコピーしたような演出が目立ちます。有名芸人のMCを中心に、スタジオにタレントを並べて、VTRを流し、クイズ形式などでトークを繰り広げる。新番組でも視聴率の安定化を探るうちに中身が似たような番組になってしまう。そうして手堅く番組を作るのが日テレのやり方で安定の秘訣でもありますが、無難な番組ばかりで、尖った企画は実現しにくい環境になっている」
自ら生み出した“安定の日テレらしさ”が、いつしか足枷になってしまっているようだ。
鳴り物入りでスタートした新垣結衣主演のドラマ『獣になれない私たち』も視聴率1ケタ台と低調。安定志向を棄てて“獣”になるべき時なのか。
※週刊ポスト2018年11月16日号