風邪をひきやすいこの季節。風邪予防にはやはり食生活が大きな影響を与えることとなる。『一流の人はなぜ風邪をひかないのか?』『一流の睡眠』など著書を持つ、医師・医学博士、MBA、ハイズ株式会社代表取締役社長の裴英洙(はい・えいしゅ)さんはこう話す。
「ビタミン剤で大量補充するのではなく、普段の食生活から、ビタミンCを多く含んだバランスのいい食事を心がけることが大切」
そこで管理栄養士で国際中医薬膳師の資格ももつ清水加奈子さんが、風邪予防レシピを伝授する。
■『れんこんつくねのあんかけご飯』の作り方
【1】鶏ひき肉と塩少々、すりおろしれんこん、こしょう、片栗粉を入れよく練る。楕円形に2個成形し、片栗粉をつけた薄切りれんこん各1枚をのせ、フライパンにごま油を熱し両面を焼き、ふたをして2~3分蒸し焼きに。
【2】斜め切りにした長ねぎも焼く。
【3】あん(酒、みりん、しょうゆ各大さじ1、片栗粉大さじ1/2、水大さじ3)をよく混ぜとろみをつけ、ご飯の上にのせたつくね【1】の上にあんをかける。長ねぎとせん切りの大葉をのせる。
「れんこんの抗酸化ビタミンCとポリフェノール、鶏肉の良質なたんぱく質とビタミンAが免疫力を向上させ、れんこんはすりおろすことで消化しやすくなります」(清水さん、以下同)
■『カラフル野菜のしょうがスープ』の作り方
【1】おろししょうがを炒めた鍋にごま油を熱し、香りが出たら、角切りにしたじゃがいも、かぼちゃ、にんじんを入れる。
【2】コンソメ、水を加え10分ほど野菜がやわらかくなるまで煮て、塩、こしょうで味を調え器に盛り、せん切りしょうがをのせる。
「緑黄色野菜のビタミンACEで免疫力向上。温め成分のしょうがは加熱することで量をたくさんとることができ、消化によい野菜と、いもの糖質を入れてエネルギーもほどよく補給します」
※女性セブン2018年11月22日号