「やらせ」は11? 116祭り全リスト【その1】(○は本誌が確認できた祭りで、×は存在が確認できなかった祭り)


 放送開始から11年9か月。視聴率は右肩上がりで、ここ3年は連続で年間平均視聴率トップの座についている。同じ時刻に放送されるNHK大河ドラマよりも視聴率が高く、多くの人気企画が生まれた。

 なかでもイモトアヤコ(32才)が世界各国の動物と接する「珍獣ハンターイモト ワールドツアー」や、出川哲朗(54才)が世界のセレブをアポなしで直撃する「パパラッチ出川」などガチンコ企画が売りで、みやぞん(33才)ら新スターを輩出した。

◆海外の主要メディアにも報じられたガチンコ

 とりわけ人気の高い企画が、2007年3月にスタートした宮川の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」だ。

 青い法被にハチマキ、足袋姿で「お祭り男」に扮した宮川が各国で開催される祭りに参加し、「アカーン!」「ワッショーイ!」などリアクションを見せながら奮闘する姿が、視聴者を釘づけにする。

 企画4回目となるイギリス・グロスター地方で200年以上の歴史があるとされる「チーズ転がし祭り」では、日本人として初参加。丘の頂上から丸いダブルグロスターチーズを転がし、それを追いかけて順位を競った。

 傾斜が26~45度ある丘を全速力で駆け降りるため、宮川は転倒。そのままの勢いでゴロンゴロンと地面を七転八倒しながらも、見事に2位でゴール。

 その模様はイギリスの全国紙で報じられたが、宮川の名前が《Daisuki Miyazawa(ダイスキ ミヤザワ)》と紹介されるというオチがついた。

 宮川が必死の形相を見せながらガチンコで向かっていく姿がウリだけに、「やらせ疑惑」にファンは「あの頑張りがやらせのはずがない!」「番組をやめないで」と続々と声を上げた。なかには「キチンと調べて汚名をそそいでほしい」と切実に訴える人もいた。

「『イッテQ』の『祭り』企画は規模が大きくて伝統的な祭りだけでなく、小さな村で行われる祭りや名もないコンテスト、催しも扱ってきた。日本でいえば、『〇〇町1丁目だけのお祭り』というレベルだけに、知っている人を探す方が難しいものもある」(バラエティー番組関係者)

 そこで女性セブンは、『イッテQ』の疑惑を払拭すべく、過去の祭りを調査した。番組公式サイトから「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」の放送116回(宮川以外が参加した祭りも含む)を抽出し、その祭りが存在するかを現地人に取材したほか、インターネット上でも情報を集めた。その結果、企画スタートから約5年間はすべての祭りの存在が確認できた。また話題を集めた人気企画の多くも実在した。

 しかし、女性セブンではその存在を確認できなかった祭りが『文春』に報じられたラオスの祭りを含め11あった。

関連記事

トピックス

筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(撮影/JMPA)
悠仁さま入学から1か月、筑波大学で起こった変化 「棟に入るには学生証の提示」、出入りする関係業者にも「名札の装着、華美な服装は避けるよう指示」との証言
週刊ポスト
藤井聡太名人(時事通信フォト)
藤井聡太七冠が名人戦第2局で「AI評価値99%」から詰み筋ではない“守りの一手”を指した理由とは
NEWSポストセブン
日曜劇場『キャスター』で主演を務める俳優の阿部寛
阿部寛、小泉今日子、中井貴一、内野聖陽…今春ドラマで「アラ還の主演俳優がそろい踏み」のなぜ?
NEWSポストセブン
趣里と父親である水谷豊
《趣里が結婚発表へ》父の水谷豊は“一切干渉しない”スタンス、愛情溢れる娘と設立した「新会社」の存在
NEWSポストセブン
米利休氏のTikTok「保証年収15万円」
東大卒でも〈年収15万円〉…廃業寸前ギリギリ米農家のリアルとは《寄せられた「月収ではなくて?」「もっとマシなウソをつけ」の声に反論》
NEWSポストセブン
SNS上で「ドバイ案件」が大騒動になっている(時事通信フォト)
《ドバイ“ヤギ案件”騒動の背景》美女や関係者が証言する「砂漠のテントで女性10人と性的パーティー」「5万米ドルで歯を抜かれたり、殴られたり」
NEWSポストセブン
“赤西軍団”と呼ばれる同年代グループ(2024年10月撮影)
《赤西仁と広瀬アリスの交際》2人を結びつけた“軍団”の結束「飲み友の山田孝之、松本潤が共通の知人」出会って3か月でペアリングの意気投合ぶり
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSのカバー画像
《目玉が入ったビンへの言葉がカギに》田村瑠奈の母・浩子被告、眼球見せられ「すごいね。」に有罪判決、裁判長が諭した“母親としての在り方”【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
アメリカから帰国後した白井秀征容疑(時事通信フォト)
「ガイコツが真っ黒こげで…こんな残虐なこと、人間じゃない」岡崎彩咲陽さんの遺体にあった“異常な形跡”と白井秀征容疑者が母親と交わした“不穏なメッセージ” 〈押し入れ開けた?〉【川崎ストーカー死体遺棄】
NEWSポストセブン
赤西と元妻・黒木メイサ
《赤西仁と広瀬アリスの左手薬指にペアリング》沈黙の黒木メイサと電撃離婚から約1年半、元妻がSNSで吐露していた「哺乳瓶洗いながら泣いた」過去
NEWSポストセブン
元交際相手の白井秀征容疑者からはおびただしい数の着信が_(本人SNS/親族提供)
《川崎ストーカー死体遺棄》「おばちゃん、ヒデが家の近くにいるから怖い。すぐに来て」20歳被害女性の親族が証言する白井秀征容疑者(27)の“あまりに執念深いストーカー行為”
NEWSポストセブン
不倫疑惑が報じられた田中圭と永野芽郁
《永野芽郁のほっぺたを両手で包み…》田中圭 仲間の前でも「めい、めい」と呼ぶ“近すぎ距離感” バーで目撃されていた「だからさぁ、あれはさ!」
NEWSポストセブン