「1年に1度、お正月にウチに集まってお屠蘇のお祝いをします。普段でも何かあればお互いに電話するし、おすそ分けもする。奈良岡さんはあまり炊事をしないから、私が朝おにぎりを作って、彼女の部屋のドアノブにかけることもあります」(石井さん)

 奈良岡が石井さんに「天丼」をおねだりすることもあるそうで、まさに“やすらぎ”の住まいそのものだ。芸能関係者の話。

「大女優ほどプライベートを見せたがらないものですが、手料理をドアノブにかけてインターホンは鳴らさないという絶妙な距離感がポイントです。プロデューサーである石井さんならではの配慮があるから、大女優の“同居”が成立するのでしょう」

 だが、ここに石井さんが赤木さんを誘うことはなかった。

「ママにはご家庭がありましたから、京さんのようには誘えなかったですね。娘さんご夫婦やお孫さんもいるなかで、ママは非常に家族を大事にして暮らしていました。それでも先に逝ってしまったので、“どうしたの、ママ?”という思いでいっぱいです。“そんなバカな”という気持ちがまだあります」(石井さん)

 昭和の名女優と暮らすマンションで、石井さんはこれからも大切なママを思い続ける。

※女性セブン2018年12月20日号

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