芸能

滝沢秀明が心境を告白「引退は一人で決断しました」

引退の心境を語った滝沢秀明

 タッキーの愛称で親しまれ、ジャニーズJr.時代から脚光を浴び続けてきたプリンス・滝沢秀明(36才)が大きな決断をした。年内で表舞台から身を引き、プロデュース業に専念するという。その時をどんな思いで迎えようとしているのか。王子からのラストメッセージ──。

「ついにその時が来た…と思いました」。そうほほ笑むのは、2019年1月13日スタートの『連続ドラマW 孤高のメス』(毎週日曜22時、WOWOWプライム)で人生初めてにして最後の医師役に挑む滝沢。

「いつかは医療をテーマにした作品に携わるだろうなと思っていましたけど、まさかこのタイミングとは…(笑い)。舞台は自分で演出するけど、ドラマは監督に自分を預けて“料理してもらう”感覚なんです。ぼくが演じる当麻は、普段は感情をあまり表に出さないんですけど、母親とのシーンではそのポーカーフェイスが崩れるんです。そこは熊本弁で話すんですけど、初めてだったので難しかったですね。当麻には周囲に、この人についていきたい…と思わせるような、カッコよさがあって。信念を持っているところも、同じ男として憧れます」(滝沢・以下同)

 信念を貫く姿は、滝沢自身とも重なって見えるが、滝沢にも人生において大切にしてきたことがある。

「自分がやりたいことを持ちながら、その中で求められていることをしっかりとやる。自分のやりたいことだけやるのは、ただの自己満足になってしまうから」

 求められたことに応える姿勢は、雑誌の撮影でも同じだ。今回のコンセプトは、“ラストプリンス”。それを伝えると「この衣装を見たらわかりましたよ」とハニカミながらも、カメラの前で華麗に王子を演じてくれた。

 これまで、さまざまな作品に出演してきた滝沢だが、役者として転機となったのは初主演の舞台だという。

「舞台は自分の名前で集客をしなくてはいけない…というすごくリアルな世界。そこで現実を見たというか、これって仕事なんだ…ということを強く実感した気がします」

 ジャニーズ Jr. 時代から活躍してきた彼だが、プロデュース業に専念するために大きな覚悟を決めた。

「引退は一人で決断しました。来年からは環境が変わりますけど、頑張っていきます。でも今は、先のことを考えるのではなく、ファンのみなさんに対して、ぼくができることに集中したいと思っているんです。ドラマも、これが最後の作品だ…と思って撮っているのではなく、いつも通りの気持ちで演じているので。みなさんにも、フラットな気持ちで楽しんでもらいたいですね」

 どこまでもファン思い。仕事に対するストイックな姿勢を見ていると、長年“理想のアイドルとしてのタッキー”を演じてきたのでは…と思いきや、「ぼくにはそんなスイッチはないから、いつもこのまんまですよ(笑い)」とお茶目におどけた。

「日常の中で“演じる”のは、好きじゃないのかもしれない(笑い)。だって、演技は芝居ですればいいから」

 この言葉に、エンターテイナーとしての生きざまが詰まっていた。

 そんな滝沢に、今までの出演作に関するワードにかけた15の質問をぶつけた!

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン