ウイグルだけじゃない、チベットに対する弾圧も続いている。中国による人権蹂躙は止めなければならないし、これ以上被害者を増やしてはならない。当然、日本が中国に侵略されるなんていうことはあってはならないんだよ。防衛大綱に反対するような人たちは、日本がめちゃくちゃにされてもいいと思っているのかね。まったく理解できない。中国の回し者なのだろうか…とさえ思えてくるよ。
──中国の問題というと、ファーウェイ排除の動きもあります。
高須:本当にファーウェイ製品を使うと、いろんな情報を抜かれているというのであれば、排除して当然でしょう。まあ、でも、なんというか、ちょっと世の中が便利になりすぎて、人々の危機管理が甘くなっている部分があるのも事実だろうな。僕も新しもの好きで、深く考えないでいろんなものに食いついてしまう傾向があるしね(笑い)。
でも、日本政府が強い態度をとってくれていれば、中国企業がスパイウェアを通信機器に忍ばせるなんていう舐めたマネはさせないはず。国による防衛とは、国民を外敵から守るということ。中国の防衛は、共産党の幹部のためのものかもしれないけど、日本の防衛は国民のためのもの。本当にありがたいことだよ。
防衛力を高めることが悪であるかのような主張をする人々もいるけど、完全に間違っているよね。国が守ってくれないのなら、一体誰が国民を守るんだよ。もしかしたら、自分で自分を守りたいというタイプなのかな。あるいは、武力を手にしたいと思っているのかもしれない。そう考えると、ちょっと怖い人たちだな。気をつけたほうがよさそうだ。
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防衛力整備の必要性を説く高須院長。たしかに、常に不穏な動きを続けている中国と対峙することはそう簡単ではない。日本国民が蹂躙されてしまうことを防ぐには、それなりの力も必要だということなのかもしれない。
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。脂肪吸引やプチ整形など、日本に「美容整形」を広めた第一人者。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。