日本の上場企業役員「本当の年収」トップ100 1位~20位

 2018年12月期決算で、売り上げ収益が1兆円を突破する見込みの楽天。有報をもとに算出すると、三木谷浩史・会長兼社長(53)の配当額は7億9300万円。他に、妻の晴子氏が5億9700万円、三木谷氏が代表を務める個人資産管理会社「クリムゾングループ」が10億1900万円となり、“三木谷ファミリー”の配当額は合わせて24億円を超える。ランキングのトップ5に入る金額だ。

 女優との交際、月旅行、プロ野球球団保有宣言に超高額の絵画の購入──。話題に事欠かない、ファッション通販サイトを運営するZOZOの前澤友作・社長(43)の名前もない。前澤氏の配当額は、32億5500万円。途方もない金額だが、彼の“活動”を支えるためにはちょっと少ないようにも感じられる。

〈2016年度77億円、2017年度34億円、2018年度70億円(予定)。個人での国内における所得税や住民税などの納税額です〉

 前澤氏は2018年10月4日、自身のツイッターにそう綴った。同社の決算と、課税額の計算の期間は異なるが、仮に開示しないギリギリの役員報酬(9999万9999円)を得ていたとしても、前澤氏が収入の倍以上の納税を“予定”しているとはどういうことか。

「前澤氏は、2018年5月23日に保有していた自社株のうち600万株を売却しました。単価は前日の終値の3845円。株の売却で、前澤氏は約230億円の資金を得たことになる。役員報酬と配当を加えると、この1年で約260億円の“年収”があった計算になります」(前出・経済ジャーナリスト)

※週刊ポスト2019年1月1・4日号

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