西城秀樹の名を冠する「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」で1980年にデビューした河合奈保子。ファンの脳裏には、ステージでスポットライトを浴びて歌う姿や、浜辺で弾ける笑顔を見せる姿が焼きついているはずだ。
そんな河合奈保子を特集した『別冊近代映画』が電子書籍として丸ごと復活することになった。1980年代、アイドル誌として有名だった『近代映画』の姉妹雑誌『別冊近代映画』では、河合を7回にわたって特集。その中の『別冊近代映画 河合奈保子スペシャル PART3』は、沖縄でのビキニ姿やグッズプレゼントなど丸ごと1冊河合奈保子特集となっており、特に人気が高かった。デジタル版は、この『PART3』を皮切りに、2019年2月までに全7巻が順次配信される。
30年近く経っても輝き続ける河合奈保子の人気は、今後も衰えることがなさそうだ。
【プロフィール】かわい・なおこ/1963年、大阪府生まれ。1980年「HIDEKIの弟・妹募集オーディション」で優勝し、同年『大きな森の小さなお家』でデビュー、日本レコード大賞新人賞を受賞。翌年『スマイル・フォー・ミー』でNHK紅白歌合戦に出場するなどトップアイドルとなり、計36曲のシングルをリリース。1996年の結婚を機に活動を休止後は表舞台に出ておらず「永遠のアイドル」と呼ばれる。
※週刊ポスト2019年1月1・4日号