伊調について「パワハラを受けたのは事実で、気の毒だったとは思うけれど」と前置きをしたうえで、「身勝手と思われかねない行動が多い」と苦い顔で具体的な事例を話す協会関係者は少なくない。その伊調が日本代表に復帰し、東京五輪代表になったら……厄介ごとを避けたい気持ちから生まれた協会幹部たちの期待が、決勝戦にのぞむ川井への過剰なプレッシャーになっていたはずだという指摘もある。
「試合だけに集中できるのが一番のはずが、そうもいかなくなっている。次に伊調と川井が代表をかけて試合をするのは6月になりますが、そのときはもう少し、雑音が聞こえない状態になっていて欲しいです」(前出の協会関係者)