芸能

高島彩ほか 元TBS渡辺真理が褒めちぎる4人の女性アナ

元TBSの渡辺真理さん

 偉大な先輩から話題の後輩まで、“同業”だからこそ分かる圧倒的才能がある。元TBSの渡辺真理さん(51)に、「本当にすごかった女子アナ」について聞いた。

 * * *
 吉川美代子さんご自身は“女子アナ”と総称されることに同意なさっていないので、今回の“女子アナ”という括りで吉川さんのお名前を挙げるのは、そぐわないかもしれません。

 しかし女性アナウンサーとしてのキャリア、技能、ポテンシャルなどから、やはり、挙げないわけにはいかない存在です。入社試験の面接官がたまたま吉川さんで、肩からサラッとジャケットを羽織っていらしたその圧倒的オーラは今でも忘れられません。アナウンス技術の正確さ、伝え方の的確さも、後輩としては追いつくことのできない存在だと感じています。

 中井美穂さんも然り。親しみやすさ、率直さ、大らかさ、可愛らしさ、さっぱりとしたところ、数値で表わせないけれども、その場の空気を和らげるうえで最も大切なものを全部兼ね備えている先輩です。自局他局問わず後輩への接し方にも表われていて、いらっしゃるとその場が和やかになる。あの魅力は絶大です。

 小宮悦子さんも尊敬する先輩です。久米さんと小宮さんでなければ、『ニュースステーション』は社会現象と言われるまでの番組にはならなかったと感じます。番組制作をするスタッフの底力が番組の礎ですが、小宮さんの久米さんに対して、番組に対して、取材対象に対しての距離感や冷静さ、真摯さは、欠かせない基盤でした。どのニュースに対しても目をそむけず、冷静に伝える姿勢は当代随一だと感じています。

 後輩に教わることもたくさんあり、中でも高島彩ちゃんには、番組でご一緒すると「なるほど!」と思わされる場面が多くありました。賢ぶらず、出過ぎず、引っ込み過ぎず、すごく可愛いのだけど、質問はベストなタイミングで鋭く聞く。番組の時間を取らずに最も短く、平易な質問で聞ける瞬発力も随一じゃないかと。“女子アナブーム”があったとしたなら、彩ちゃんがひとつの到達点だと感じます。

※週刊ポスト2019年1月18・25日号

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
横浜地裁(時事通信フォト)
《アイスピックで目ぐりぐりやったあと…》多摩川スーツケース殺人初公判 被告の女が母親に送っていた“被害者への憎しみLINE” 裁判で説明された「殺人一家」の動機とは
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
記者が発行した卒業証明書と田久保市長(右/時事通信)
《偽造or本物で議論噴出》“黄ばんだ紙”に3つの朱肉…田久保真紀・伊東市長 が見せていた“卒業証書らしき書類”のナゾ
NEWSポストセブン
JESEA主席研究員兼最高技術責任者で中国人研究者の郭広猛博士
【MEGA地震予測・異常変動全国MAP】「箱根で見られた“急激に隆起”の兆候」「根室半島から釧路を含む広範囲で大きく沈降」…5つの警戒ゾーン
週刊ポスト
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン