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80才男性が語る「生まれてはじめてこんなに人を好きになった」

生活とリハビリ研究所代表の三好春樹さん

 誰もが100年生きる可能性がある時代。介護の問題は他人事ではない。介護技術より人間学的ケアを重視するベテラン介護職、生活とリハビリ研究所代表の三好春樹さんによると、年をとると人はどんどん子供へと戻っていき、特に男性高齢者が最後に求めるのは母性。

 人によってはそれが、異性(恋愛)に向かうことがあるという。

「年を取り、社会のいろいろなしがらみもなくなって、最終的には人間関係の基本に戻っていくように思います。すべてを無条件に受け入れてくれる“母”を求めるのも、魅力的な“異性”に心が躍り、恋を募らせるのも、根幹は同じエロス的関係なのです。

 おそらく若い頃には、たくさん遊んできた80代の男性が、施設に新しく入所してきたおばあさんを好きになって、『生まれて初めてこんなに人を好きになった。本当の恋だ』と言うのです。

 本当に一途なその言葉、真実だと思いましたね。社会で生きていたときの恋愛は本当の恋じゃなかったと思えるほど、純粋な気持ちだと自分でも思えたのでしょう。それだけ彼女に魅力を感じたのだと思います。応援したくなりました。

 もちろん認知機能が衰え、子供に戻りつつある高齢者の恋愛は、晩節を汚さないように家族や周囲が気遣う必要はありますが、おおらかに見守ってあげたいですね」

※女性セブン2019年1月31日号

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