ドリブルの類語である「突っかけろ!」「仕掛けろ!」「入ってけ!」系の言葉は、前半終了までに23回。

 これを合わせると、前半15分58秒からロスタイムを含めた47分8秒までの31分10秒間(=1870秒)で、42回もドリブルに類する言葉を口にした。44.5秒に1回も発した計算になる。

 前半終了間際には、かつて横浜フリューゲルスの主軸としてヴェルディ川崎の松木監督を苦しめた前園真聖氏が「今日はやたらとドリブル押しする松木さん(^.^)」とツイート。視聴者にも、松木氏の「ドリブル」は響いたようだ。

 それにしても、なぜ15分を過ぎた時から急に「ドリブル」と言い始めたのか。

 実は試合開始直前、今日のポイントを聞かれた松木氏は「最初の10分、15分、慎重に戦うべき」と話していた。自分の言葉に従い、松木氏も15分までは慎重に戦っていたのではないか。

 前半、松木氏が発したドリブル関連語と他の頻出語を比べてみよう。

【1位】「ドリブル」(19回)
【2位】「突っかけ」(12回)
【3位タイ】「入ってけ」「おい!」(8回)
【5位】「よしよしよし!」(6回)
【6位タイ】「仕掛け」「いいボールだ!」(3回)
(※「おい!」は「おおい!」含む。「よしよしよし!」関連の言葉は「よし」「よーし」「よしよしよしよし」など複数あるため、間を置いたかどうかを基準に、ひとかたまりで1カウント)

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