「結婚を認めなかった場合、小室さんがどういった行動を取るのかが予測できないことが、とにかく怖い。秋篠宮さまは昨年11月、納采の儀を行う条件として、小室さんに『それ相応の対応』を求められました。それを受けて、小室さんは文書を出した。そもそもそんなに複雑な金銭トラブルではないので、解決は早いとみられています。
そうなると、もし結婚できないとなった場合、小室さんは“トラブルは解決したのに、何が悪いのか”とこじらせかねない。今回のように、弁護士を通じて一方的な主張をメディアに発表したり、眞子さまの情報をリークしたり、生々しい皇室の内部情報が流されてしまうこともあるかもしれない。それは絶対に避けなければなりません」
イギリス王室では、ヘンリー王子に嫁いだメーガン妃の異母姉が暴露本を執筆するという騒動もあった。秋篠宮さまが会見で結婚へのハードルを公にしたことが、かえって結婚への道を示すことになったと言っていい。
前出の皇室ジャーナリストは、皇室制度にかかわる重大な問題であるとも指摘する。
「大島理森衆議院議長は昨年末、新天皇即位を内外に宣言する『即位礼正殿の儀』などを念頭に、今年の秋頃から女性宮家の創設に関する議論を始めるべきだと発言しました。女性宮家の議論になれば、未婚の眞子さまも具体的なケースとして俎上に上がり、“それならば小室さんが準皇族になるのか”という話になる。しかし現状では、それを国民がよしとする雰囲気はないし、小室さんが女性宮家論争に登場することで、議論そのものが暗礁に乗り上げかねません」
憲法によれば、「婚姻は、両性の合意にのみに基づいて成立」する。秋篠宮家に近い関係者は、最終的には人権問題にもつながりかねないという。
「長引けば長引くほど、眞子さまに次の縁談が上がりづらくなる。1人の女性の幸せを考えたとき、ずっと『婚約内定』の状態が続くことも避けたいはずです。本人たちに結婚の意思があるにもかかわらず、周囲の反対でそれが実現しないという状態が続けば、“個人の自由もない皇室”というイメージにつながりかねません」
さまざまな状況を考慮すると、ふたりが結婚することが皇室にとって“最もダメージが少ない”といえそうなのだ。
※女性セブン2019年2月28日号