──美しい話じゃないか。
原:ルールだから仕方がないんです。ドラフトの2年目、3年目の若い選手をプロテクトできなくて、簡単に他球団に持っていかれると今後にも影響する。一番大事なのはドラフトで獲った若手を育成すること。そのために、28人の中に内海と長野が入らず、29番目になったということですね。
──マスコミは批判ばかりじゃなく、そうした事情も書いてやらんとな(と再び記者をニラむ)。
原:なんで内海や長野をプロテクトしなかったのか、と感情的になるんでしょうね。ですが、はっきり言えば『出した』という言葉を使ってほしくない。ルール上、仕方なくプロテクトできなかったということなんです。
※週刊ポスト2019年3月1日号