芸能

稲垣吾郎が語る家族観「家族がいるのもいいな、と思いました」

稲垣吾郎が「家族観」を語る

 現在公開中の映画『半世界』で地方都市の郊外に家族で暮らす炭焼き職人・紘を演じた稲垣吾郎(45才)。

「正反対の役だと思ったけど、稲垣吾郎をどんどん削ぎ落としていくと、ぼくの中にも紘がいました。こんな人生もあったのかな、と」(稲垣・以下同)

 40才目前、諦めるには早すぎて、焦るには遅すぎる───人生の折り返し地点を迎えた男たちの、現実との葛藤と未来を描く物語。『半世界』はそんな作品だ。脚本・監督は、阪本順治。紘の妻・初乃役は演技派女優の池脇千鶴(37才)だ。

「ラブシーンというか、夫婦のシーンは生活感がにじみ出ていて、気に入っています。彼女に引っ張られて夫婦になれた感じがしますね」

 物語は長谷川博己(41才)演じる瑛介の帰郷で動き出す。

「乱闘シーンがあるんですけど、長谷川さんが睨む視線の強さがすごい!(NHK『まんぷく』の)萬平さんとは別人!!」

 稲垣が演じる“高村紘”は、39才。残り半分の人生『半世界』をどう生きるのか、葛藤する。

「ぼく自身の39才は、毎日がめまぐるしく過ぎていき、人生の折り返し地点なんて考えもしなかったですね」

 45才になった稲垣吾郎は、映画『半世界』で演じた役の年齢をそう振り返る。

「そういう意味では、ここ2年くらいが、ぼくの半世界のスタートのような気がします」

 やりたいことは、たくさんある。

「俳優はもちろん、歌ったり踊ったり、コントなんかもやっていきたいですし、趣味を生かしたお仕事もやってみたい。料理やワインに興味があるので、お店のプロデュースとか」(稲垣)

 結婚観、家族観も変わった。

「(役を演じて)家族がいるのもいいな、と思いましたよ。ぼくの父親も子供に対して不器用な人でしたし、息子がいたら紘と同じようにぶっきらぼうな父親になっちゃうかな。そんな話題で皆さんをドキドキさせるのもいいかな、とは思っています(笑い)」

※女性セブン2019年3月7日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン