芸能

映画『おそ松さん』公開 生駒里奈、Dream Amiらが語る魅力

(C)赤塚不二夫/えいがのおそ松さん製作委員会2019

 あの“国民的6つ子”が、今度はスクリーンで帰ってくる! 巨匠・赤塚不二夫の生誕80周年を記念して、2015年10月に放送がスタートしたTVアニメ『おそ松さん』(テレビ東京ほか)劇場版映画『えいがのおそ松さん』が3月15日に公開される。

 漫画『おそ松くん』時代に小学生だった6つ子たちは、エロでギャンブル好き、真面目だが自意識過剰、愛らしくてあざとい末っ子など、それぞれ強烈な個性を持った大人へと成長して、“おそ松現象”と呼ばれる一大ムーブメントを巻き起こした。その人気ぶりを象徴するように、2016年の新語・流行語大賞にまでノミネートされた。舞台化、関連書籍、グッズ、企業コラボなど、その市場規模は800億円とも言われ“平成を代表するアニメ”と称されている。 

『おそ松さん』が人気を博したのには、いくつかの理由がある。まずは“赤塚イズム”を受け継いだ斬新なストーリー。放送コードギリギリ(!?)のギャグやコメディーで笑わせる回があったかと思えば、翌週はシリアスな話で泣かせる。毎週何が起こるかわからないジェットコースターのようなストーリー展開に、視聴者は“沼”のようにどんどん深みにハマっていった。

 さらに人気に拍車をかけたのが、豪華な声優陣だろう。長男・おそ松を演じる櫻井孝宏をはじめ、メインキャストのほとんどが、人気と実力を兼ね備えた声優たち。それまでイケメン役を演じることも多かった彼らが“ニートで童貞”なだめんずを演じるということで、放送開始前から注目を集めたのだ。

 加えて丸いフォルム&カラフルに描かれる、ポップで愛くるしいキャラクターデザインは女性の心を鷲づかみにした。アイドルグループのように6つ子ひとりひとりにイメージカラーがあり、ファンが色で「私は誰推し(ファン)」と主張できるところも広がりを見せた要因だ。

 2018年3月にアニメ第2期が終了後は、“おそ松ロス”が広がるなど、続編を望む声は多かった。そんな期待の声に応えるように、ついに完全新作劇場版『えいがのおそ松さん』が公開。おそ松役の櫻井が「『おそ松さん』らしいギャグシーンも随所にありながら、映画的に盛り上がる“いいお話”になっています」と力強く語るように、TVアニメからさらにパワーアップした6つ子がスクリーンで大活躍すること間違いなしだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン