金村義明氏「キャンプで一番変化があったのは巨人」

　視察するのは野手中心です。僕が野手だったこともありますが、ピッチャーはブルペンで黙々と投げ、後は走るのが基本ですからね。表情や雰囲気から仕上がりがわかりにくい。その点野手組は、首脳陣や選手の入れ替わりでチームの活気がまったく変わりますからね。

　今年のキャンプで一番変化があったのは、原辰徳監督（60）が3度目の就任をした巨人でしょう。正直、去年までの高橋由伸監督（43）は気の毒でしたよ。キャンプ中から“やりたくないオーラ”がプンプン出てましたからね。その点、今年は明るい。元木大介コーチ（47）が、大騒ぎしながらノックで4番を張る岡本和真（22）のユニフォームを泥んこにしてました。

※週刊ポスト2019年4月5日号