「“おまえ、金を持ち逃げしたの?”と。冗談じゃない。自分は今も芸能業界に身を置いているし、周りには私がかつてSHIHOのストリップデビューに関わったと知っている人も多い。悪評を広められて、仕事にも支障が出ています。『爆報』は毎回1000万人以上の視聴者が見ているわけで、その影響力は計り知れない。
一番許せないのが、オンエアに際して私への連絡が一切なかったこと。私や当時の劇場関係者に少しでも話を聞けば、事実ではないと分かるはず。なぜこんな杜撰な放送になってしまったのでしょうか」(A氏)
◆BPO申し立ての翌日に
A氏は放送後、TBSに電話で抗議したが、対応した番組プロデューサーは「放送では匿名にしているので何も問題はない」との一点張りだったという。そこでA氏は3月12日、BPO(放送倫理・番組向上機構)に人権侵害の申し立てをした。
奇しくもその前日の11日、TBSは俳優・細川茂樹の事務所退社報道(2017年12月放送)を巡って、BPOから「放送倫理上問題がある」との見解を示されたばかりだった(※)。
(※2017年12月29日放送の『新・情報7daysニュースキャスター』で、同年5月に所属事務所を退社した細川茂樹について、「パワハラを理由に契約解除を告げられた」と報道。しかしこの一件は細川が事実無根を主張していた。BPOの指摘を受けて、TBSは「見解を真摯に受け止める」とコメントを出した)
「最初は蔑ろな対応だったTBSですが、この頃になると丁寧なものに変わってきました。(細川の件で)BPOの指摘を受けて、焦っていたのかもしれません」(A氏)