芸能

上沼恵美子、姉と8年に及ぶ亀裂も母の介護契機に関係修復

昨年7月、本誌の取材に応える上沼

 関西地方で抜群の知名度を誇る上沼恵美子(63才)が突然「姉との金銭トラブル」を告白した。かつて姉妹漫才コンビ「海原千里・万里」として活躍した2人の間に入った亀裂は、8年間という長い期間に及んだという――。

都心から電車で揺られること1時間。下町の風情が残るこの地域は、「物価が安く住みやすい」として最近ファミリー層に人気だ。4月上旬、その町外れにある築30年を超える古びたマンションにひとりの小柄な女性が帰宅した。

 近所のスーパーの買い物袋を手にぶら下げ、スリムパンツにカットソーという軽装でゆっくり歩くこの女性は、海原万里(69才)。「西の女帝」と呼ばれる上沼恵美子の実の姉である。

「妹との金銭トラブルですか…」

 万里は本誌・女性セブン記者の質問を反芻すると、困惑した表情を浮かべてこう答えた。

「確かに恵美子からマンションの購入資金の一部をポンともらったり、コンサートの出演料をいただいたことはあるけど、ずっと仕送りをしてもらったわけじゃない。まるで“たかり”や“ゆすり”をしたかのように思われているんじゃないかと思うとね…」

 事の発端は、3月31日に放送された『上沼・高田のクギズケ! 放送400回SP』(読売テレビ)だった。ゲストの花田虎上(48才)が花田家の家族トラブルを話し始めると、司会の上沼がこう割って入った。

《私も姉とずっと仲がよかったわけじゃないんですよ。結婚してから貧富の差があったんで、ちょっと仲悪かったんです》

 その後、上沼は堰を切ったようにこうまくし立てた。

《お姉ちゃんのご主人もタレントさんやけど、あまり活躍できなかったので収入が薄く、ずっと助けてました。(中略)せやけど、その時にありがとうも、うんともすんとも2~3年言うてけえへんかったからムカッとして、仲の悪い時期が8年くらいありました》

◆姉が妹に漏らした「何か仕事ないかなぁ」

 上沼は17才で実の姉・万里と漫才コンビ「海原千里・万里」を結成し、売れに売れた。コンビで出した曲『大阪ラプソディー』の売り上げは40万枚と大ヒット。

 人気者の2人を取り巻く環境がガラリと変わったのは1977年。上沼が関西テレビのディレクターだった上沼真平さん(72才)と、万里はコメディアンの夢大作(74才)との結婚を機に、コンビを解散して芸能界をスッパリと引退したことがきっかけだ。

 翌年、上沼は「専業主婦は耐えられない」と芸能界に復帰し、姑に対する愚痴などの本音トークで人気が爆発。関西の芸能界の“女帝”に君臨した。

 夫の真平さんもヒット番組を連発し、会社の要職を歴任するなど好調で、2008年に関西テレビの関連会社社長に就任した。現在、上沼夫婦は大阪屈指の高級住宅地にある、100坪・3階建ての豪邸で暮らす。

 一方の万里が歩んだ「解散後」は、上沼とは対照的だ。結婚して芸能界を引退した後、夫の実家のある静岡県浜松市の木造一戸建てに移り住み、その後都内に居を構えた。現在は自ら「3食昼寝付き芸能人」と称して主婦業を続ける傍ら、たまに上沼の番組にゲスト出演する。

 こうして姉妹の漫才コンビでデビューした2人には、気がつけば“貧富の差”が広がっていた。

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン