ライフ

大阪発5日間旅行 うどん県から温泉県へ、瀬戸内・九州横断

道後温泉本館(スタジオサラ/AFLO)

 行楽シーズン到来。トラベルライターの白川淳氏が、時間はちょっとかかるけれど、お得に楽しく日本を再発見できる、大阪からうどん県、温泉県へと瀬戸内・九州横断の旅を提案する。

 * * *
 初日はフェリーで高松へ。潮風を浴びながらゆっくり進む船旅は快適そのもの。

 2日目、朝から讃岐うどんを食べ、国の特別名勝・大名庭園の「栗林公園」を散策。午後は特急列車に乗って、万葉集にも詠まれている、日本最古の湯と伝わる愛媛・松山の道後温泉へ。重要文化財の木造3階の本館は現在修復工事中だが、入浴は一部で楽しめる。

 3日目は松山駅から特急列車で愛媛の西・八幡浜を目指し、港より九州に渡るフェリーで別府へ。駅前には高等温泉と呼ばれるレトロな市民用共同浴場もある。

菜の花と由布岳と特急「ゆふいんの森」(千葉直/AFLO)

 4日目朝は、湯布院温泉の大自然、文化施設、グルメスポットなどを楽しむ。午後、変化に富む車窓が楽しめるリゾート列車で、かつて天領として栄えた日田へ。国に歴史街の保存地区に指定された豆田町は、城下町から商家町に転じた特色ある家並みが残されている。夕刻、長崎に向かい、星空のように輝く夜景を堪能する。

 最終日は世界遺産に登録されたばかりのグラバー邸、大浦天主堂へ向かう。中華街で長崎チャンポンを味わうも良し。帰路、飛行機を使えば、わずか1時間20分で大阪だ。なお延泊すれば平戸や五島、天草にある世界遺産も巡ることができる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

野生のヒグマの恐怖を対峙したハンターが語った(左の写真はサンプルです)
「奴らは6発撃っても死なない」「猟犬もビクビクと震え上がった」クレームを入れる人が知らない“北海道のヒグマの恐ろしさ”《対峙したハンターが語る熊恐怖体験》
NEWSポストセブン
8月20日・神戸市のマンションで女性が刺殺される事件が発生した(右/時事通信フォト)
《神戸市・24歳女性刺殺》「エレベーターの前に血溜まり、女性の靴が片方だけ…」オートロックを突破し数分で逃走、片山恵さん(24)を襲った悲劇の“緊迫の一部始終”
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘に関する訴訟があった(共同通信)
「オオタニは代理人を盾に…」黒塗りの訴状に記された“大谷翔平ビジネスのリアル”…ハワイ25億円別荘の訴訟騒動、前々からあった“不吉な予兆”
NEWSポストセブン
話題を集めた佳子さま着用の水玉ワンピース(写真/共同通信社)
《夏らしくてとても爽やかとSNSで絶賛》佳子さま“何年も同じ水玉ワンピースを着回し”で体現する「皇室の伝統的な精神」
週刊ポスト
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
《駆除個体は名物熊“岩尾別の母さん”》地元で評判の「大人しいクマ」が人を襲ったワケ「現場は“アリの巣が沢山出来る”ヒヤリハット地点だった」【羅臼岳ヒグマ死亡事故】
NEWSポストセブン
決勝の相手は智弁和歌山。奇しくも当時のキャプテンは中谷仁で、現在、母校の監督をしている点でも両者は共通する
1997年夏の甲子園で820球を投げた平安・川口知哉 プロ入り後の不調について「あの夏の代償はまったくなかった。自分に実力がなかっただけ」
週刊ポスト
真美子さんが信頼を寄せる大谷翔平の代理人・ネズ・バレロ氏(時事通信)
《“訴訟でモヤモヤ”の真美子さん》スゴ腕代理人・バレロ氏に寄せる“全幅の信頼”「スイートルームにも家族で同伴」【大谷翔平のハワイ別荘訴訟騒動】
NEWSポストセブン
中居正広氏の騒動はどこに帰着するのか
《中居正広氏のトラブル事案はなぜ刑事事件にならないのか》示談内容に「刑事告訴しない」条項が盛り込まれている可能性も 示談破棄なら状況変化も
週刊ポスト
離婚を発表した加藤ローサと松井大輔(右/Instagramより)
「ママがやってよ」が嫌いな言葉…加藤ローサ(40)、夫・松井大輔氏(44)に尽くし続けた背景に母が伝えていた“人生失敗の3大要素”
NEWSポストセブン
ヒグマの親子のイメージ(時事通信)
【観光客が熊に餌を…】羅臼岳クマ事故でべテランハンターが指摘する“過酷すぎる駆除活動”「日当8000円、労災もなし、人のためでも限界」
NEWSポストセブン
2013年に結婚した北島康介と音楽ユニット「girl next door」の千紗
《金メダリスト・北島康介に不倫報道》「店内でも暗黙のウワサに…」 “小芝風花似”ホステスと逢瀬を重ねた“銀座の高級老舗クラブ”の正体「超一流が集まるお堅い店」
NEWSポストセブン
夏レジャーを普通に楽しんでほしいのが地域住民の願い(イメージ)
《各地の海辺が”行為”のための出会いの場に》近隣住民「男性同士で雑木林を分け行って…」 「本当に困ってんの、こっちは」ドローンで盗撮しようとする悪趣味な人たちも出現
NEWSポストセブン