ビジネス

就活 「採りたくなくなるエントリーシート」NGワードは?

人事が「またこのパターンか…」と感じるフレーズは?

人事が「またこのパターンか…」と感じるフレーズは?

 就職活動で最初の関門となるエントリーシート。巷には多くの「エントリーシートの書き方指南」が出回っているが、多くの就活生の相談に乗っている就活塾・キャリアアカデミーの宇佐川景子氏によると、逆に「使わないほうがいいフレーズ」が存在するという。宇佐川が解説する。

 * * *
 2020年卒の就職活動が本格的に始まっています。多くの大企業が4月中にエントリーシートの締切を設けており、就活生は日夜、エントリーシート作成に追われていることでしょう。大量に到着するエントリーシートの中から、人事に「絶対に採りたい!」と思わせるには、避けた方がよいNGワードがあります。今回は、就活生がエントリーシートで使いがちだけれど、人事から見るとピンとこない「NGワード」を10個ご紹介します。

【1】「自主的」
【2】「積極的」
【3】「主体的」

 就活生が書くエントリーシートには、「自主的」「積極的」「主体的」などの言葉がよく見受けられます。これらの言葉は、「通常であれば、自主的・積極的・主体的になることはない場合」に用いるのが正しい使い方です。しかし多くの就活生は、当然そうすべきシーンでの行動に対してこれらの言葉を用いるため、人事にはまったく響かない点がNGです。

 よくある例は「アパレルの販売アルバイトで、自主的にお客様にお声がけしました」というもの。

 お客様に積極的・自主的に声をかけることは、販売業なら本来業務です。本来すべきことをしただけで「自主的」と高く評価している点がNGです。それでも「自主的」を使うなら、「アパレルの販売アルバイトで、出勤時間以外も、日頃から自主的に系列店に足を運び、改善の提案をしました」というのが使い方としては正しいと言えます。

【4】「身につけました」
【5】「できます」
【6】「○○の能力があります」

「サークル活動を通して、調整力を身につけました」などの表現は避けましょう。どのような能力であれ、社会人からみたらまだまだであり、今後伸ばすべきものです。自分の能力を喧伝するのではなく、今の未熟さを理解している謙虚さと、これから伸ばす意欲を記述したほうが好印象です。

 よくある例は「サークル活動を通じて、信頼される力を身につけました」というものです。これを謙虚に書き換えるなら「サークル活動を通じて、信頼される人間になるために、必ず集合時間の30分前に到着していました。特別な実績はありませんが、人より先に到着することは今後も心がけたいと思います」という内容になるでしょう。

関連記事

トピックス

どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
相川七瀬と次男の凛生君
《芸能界めざす息子への思い》「努力しないなら応援しない」離婚告白の相川七瀬がジュノンボーイ挑戦の次男に明かした「仕事がなかった」冬の時代
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
世界が驚嘆した大番狂わせ(写真/AFLO)
ラグビー日本代表「ブライトンの奇跡」から10年 名将エディー・ジョーンズが語る世界を驚かせた偉業と現状「リーチマイケルたちが取り戻した“日本の誇り”を引き継いでいく」
週刊ポスト
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
豪雨被害のため、M-1出場を断念した森智広市長 (左/時事通信フォト、右/読者提供)
《森智広市長 M-1出場断念の舞台裏》「商店街の道の下から水がゴボゴボと…」三重・四日市を襲った記録的豪雨で地下駐車場が水没、高級車ふくむ274台が被害
NEWSポストセブン
「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト