ライフ

じゃがいも、アスパラ、長ねぎ… 野菜の正しい保存法は?

じゃがいもは温度を低くして保存を(写真/アフロ)

 これからの季節、スーパーなどで手に入りやすい野菜や果物をより長く、おいしく食べるにはどうすればいいのか──。青果店に並べる野菜や果物をセレクトしている「旬八青果店」バイヤー・松根拓乃さんに、自宅でしている保存法を聞いた。

●じゃがいも

 寒い地域で採れるため、じゃがいもは暑さに弱い。新聞紙で包むのもいいが、乾燥を防ぐためにはビニール袋に入れ、野菜室より温度の低い冷蔵室に。これで芽が出るのも遅くなる。

●ぶどう

 ぶどうは買ってきた時についているフィルムをつけたままか優しくラップをかけて常温保存。食べる2時間前に冷蔵室で冷やす。

●ブロッコリー

 ブロッコリーの頭の部分は花を咲かせる前の蕾の段階。温度が高めだと花を咲かせようとエネルギーを使ってしまうので、洗わずに新聞紙に包み、冷蔵室へ。

●ほうれん草

 袋から出して洗わずに、軽く湿らせた新聞紙に包み野菜室に入れる。または、ゆでて水気を絞ってラップに包み、2日以内に食べきるなら冷蔵室へ。1週間持たせる場合は、冷凍庫へ。

●小松菜

 買ってきてすぐに洗い、ペーパーで水気を切り、適度なサイズに切ってジッパー付き保存袋で空気を抜いて冷凍保存。2週間程度で食べきる。にらも同様に。

野菜や果物の鮮度を保つ保存の仕方を図解(イラスト/オモチャ)

●きのこ類

 しめじやえのきは洗わずに手でほぐす。しいたけ、エリンギは使いやすい大きさにカットして、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍。

●しょうが・にんにく

 しょうがとにんにくは皮をむき、スライスするか、一片ずつラップにくるんで丸ごと冷凍すれば、日持ちする。丸ごとならおろしも簡単にできる。

●アスパラガス

 輪ゴムで束ねられている場合は輪ゴムを取り、新聞紙に包み、コップに少量の水を入れて野菜室の中で立てておく。2~3本余った場合も同様に。

●きゅうり

 ビニール袋に入れるか新聞紙に包んで、常温か夏なら野菜室へ。

●オクラ

 ジッパー付き保存袋に入れ、常温か夏なら冷蔵庫の野菜室へ。

●長ねぎ

 根をつけたまま洗わずに半分に切って、新聞で包んで、立てて保存。畑に生えていたのと同じ状態で保存すれば、野菜にストレスを与えず、長持ちする。

※女性セブン2019年4月25日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン