ライフ

鍋の焦げの落とし方 重曹で分解、黒焦げには天日干し

鍋の焦げの取り方。まずは重曹水を煮立たせるところから

 鍋の焦げの正体は、調理前の余熱不足や強火で加熱し続けたことによって、食材や油などに火が通りすぎてこびりついたもの。そのまま使うと料理に苦味が出てしまうこともあるため、鍋は常に焦げのない状態にしたいものだ。家事代行サービス「CaSy」のベテランスタッフの松浦純子さんはこう語る。

「鍋には、ステンレスやアルミ、鉄などさまざまな材質があり、その種類ごとに焦げの取り方が変わります。鍋の焦げは、内側は主に食材が原因で、外側は料理中に跳ねた油や、加熱しすぎたり盛り付ける時に垂れた汁が原因です。どちらの焦げも、アルミと鉄以外のすべての鍋で重曹を使って分解し落とすことができます。また、炭化して真っ黒になった焦げは、天日干しでさらに炭化させて削り落とします」

 時間が経過した頑固な焦げを落とすのは案外手間がかかるため、日頃の汚れはすぐに洗い落とすようにし、鍋は常にきれいに保ちたい。

 茶色い焦げは、日常的な焦げつきが積み重なってこびりついた状態。外側と同じく、アルミ鍋、鉄鍋を除いて重曹で落とすことができる。アルミ鍋はお酢を使って重曹と同様のやり方で落とせるが、お酢は焦げと同じ酸性で効果が弱いため、きれいにするには数回繰り返す必要がある。

◆茶色い焦げは重曹でゆるめる

【1】重曹水を煮立たせて10分置く
焦げついた部分がつかる程度の水と、水1カップ(180cc)につき大さじ1の割合の重曹を入れ、煮立ったら火を止め10分置く。

【2】スポンジ等でこすり洗いをする
重曹水を捨て、やわらかいスポンジや布巾を使って軽くこすりながら、焦げを取り除く。

【3】水でよく洗い流す
鍋に水をため、手でかき混ぜるように何度か洗い、よく流して乾いた布巾で拭く。

 洗剤を含んだ細い鋼でできている市販のスチールウール製たわしも活躍。使い方は、軽くこすって水洗いするだけ。ただし、フッ素樹脂加工、アルミ、ホーロー製の鍋には使えない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

世界中でセレブら感度の高い人たちに流行中のアスレジャーファッション(左・日本のアスレジャーブランド「RUELLE」のInstagramより、右・Backgrid/アフロ)
《広瀬すずもピッタリスパッツを普段着で…》「カタチが見える服」と賛否両論の“アスレジャー”が日本でも流行の兆し、専門家は「新しいラグジュアリーという捉え方も」と解説
NEWSポストセブン
浅香さんの自宅から姿を消した内縁の夫・世志凡太氏
《長女が追悼コメント》「父と過ごした日々を誇りに…」老衰で死去の世志凡太さん(享年91)、同居するスリランカ人が自宅で発見
取締役の辞任を発表したフジ・メディア・ホールディングスとフジテレビ(共同通信社)
《辞任したフジ女性役員に「不適切経費問題」を直撃》社員からは疑問の声が噴出、フジは「ガバナンスの強化を図ってまいります」と回答
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《“もう言葉を話すことはない”と医師が宣告》山瀬まみ「子宮体がん」「脳梗塞」からの復帰を支えた俳優・中上雅巳との夫婦同伴姿
NEWSポストセブン
愛子さま(写真/共同通信社)
《12月1日がお誕生日》愛子さま、愛に包まれた24年 お宮参り、運動会、木登り、演奏会、運動会…これまでの歩み 
女性セブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(画像は日本のアスレジャーブランド、RUELLEのInstagramより)
《ぴったりレギンスで街歩き》外国人旅行者の“アスレジャー”ファッションに注意喚起〈多くの国では日常着として定着しているが、日本はそうではない〉
NEWSポストセブン
虐待があった田川市・松原保育園
《保育士10人が幼児を虐待》「麗奈は家で毎日泣いてた。追い詰められて…」逮捕された女性保育士(25)の夫が訴えた“園の職場環境”「ベテランがみんな辞めて頼れる人がおらんくなった」【福岡県田川市】
NEWSポストセブン
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
【複雑極まりない事情】元・貴景勝の湊川親方が常盤山部屋を継承へ 「複数の裏方が別の部屋へ移る」のはなぜ? 力士・スタッフに複数のルーツが混在…出羽海一門による裏方囲い込み説も
NEWSポストセブン
アスレジャースタイルで渋谷を歩く女性に街頭インタビュー(左はGettyImages、右はインタビューに応じた現役女子大生のユウコさん提供)
「同級生に笑われたこともある」現役女子大生(19)が「全身レギンス姿」で大学に通う理由…「海外ではだらしないとされる体型でも隠すことはない」日本に「アスレジャー」は定着するのか【海外で議論も】
NEWSポストセブン
中山美穂さんが亡くなってから1周忌が経とうとしている
《逝去から1年…いまだに叶わない墓参り》中山美穂さんが苦手にしていた意外な仕事「収録後に泣いて落ち込んでいました…」元事務所社長が明かした素顔
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)(Instagramより)
《俺のカラダにサインして!》お騒がせ金髪美女インフルエンサー(26)のバスが若い男性グループから襲撃被害、本人不在でも“警備員追加”の大混乱に
NEWSポストセブン
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏の人気座談会(撮影/山崎力夫)
【江本孟紀・中畑清・達川光男座談会1】阪神・日本シリーズ敗退の原因を分析 「2戦目の先発起用が勝敗を分けた」 中畑氏は絶不調だった大山悠輔に厳しい一言
週刊ポスト