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2019.04.18 16:00  週刊ポスト

「たかが胸やけ、ゲップ」と放置すると食道がんのリスクも

たかが胸焼けと思っていたら…

たかがゲップとあなどるな

 飲食のたびに胸やけを覚え、毎回飲みすぎ、食べすぎを反省しては繰り返す人もいるかもしれない。だが、「たかが胸やけ、ゲップ」と放置していると、重大な疾患につながり、最悪の場合は命を落とすこともあるというから、決して甘く見てはいけない。

「逆流性食道炎」と呼ばれるこの病気について、おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎医師が説明する。

「逆流性食道炎患者の半数に睡眠障害が現われるといわれています。横になると、胃液の逆流が起こりやすくなり、睡眠中でも胃の内容物が口に戻ってくるなどして眠りが浅くなる。良質の睡眠や食事を得られないことは生活の質の低下につながります。また、胃液の逆流の不快感から食欲の減退が起こることも多い」

 国立国際医療研究センター国府台病院の上村直実名誉院長が警鐘を鳴らすのはがんリスクだ。

「逆流性食道炎が続くと、食道の粘膜が、胃と同じような、酸に強い上皮に置き換えられる『バレット食道』という状態になってしまう。この状態になると食道の胃に近い部分に『腺がん』ができやすくなります」

 日本人がかかる食道がんの9割は「扁平上皮がん」という腺がんとは異なるタイプのがんだが、逆流性食道炎が日本より多い欧米では「腺がん」が5割に及ぶ。

「腺がんは扁平上皮がんに比べて発覚しにくい。食の欧米化が進み高脂肪食を食べるようになった日本でも、今後は腺がんの割合が増えていくだろうとみられています」(同前)

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