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キリンビール、ガリガリ君など、行ってみたい工場見学

JAL工場見学 SKY MUSEUM(東京都)撮影/浅野剛

 いよいよ間近に迫った10連休! 予定はもうお決まりですか? 交通費もホテル代も高いからと、引きこもる決意をしているアナタ、あきらめないで! 無料でゆっくり満喫できる“工場見学ツアー”がたくさんあるんです。「これで無料?」と驚くほど楽しめる、今どき工場見学に出発進行!

 工場見学といえば、製造ラインを眺めるだけの退屈な“社会科見学”を思い起こすかもしれない。しかし最近の工場見学は、ただ見るだけにとどまらないものが多いと、工場見学ブロガーの丹羽桃子さんは言う。

「各メーカーが今、工場見学に力を入れています。普段は入れない場所に入れたり、できたての食べ物が味わえる、モノ作り体験ができるなど、内容は充実。なかには、テーマパークのように趣向を凝らした演出やイベントを行う工場もあります」(丹羽さん)

 インターネットの普及により、誰でも情報を得やすくなった。その結果、企業の不祥事も明るみに出るように。その反省として、作り手の情報を自らオープンにすることで、消費者に安心感を与えようと、工場見学を開催する企業が増えたのだという。

「見学の際は、“なんで?”という疑問を1つ持ってください。答えが見つかると楽しさが倍増しますよ」

 今回は特に、東日本の無料の工場見学を紹介する。ぜひ気軽に参加してほしい。

■キリンビール横浜工場(神奈川県)
住所:神奈川県横浜市鶴見区生麦1-17-1
定休日:月曜日、年末年始(臨時休業日あり)
※1日7回開催。予約はインターネットまたは電話にて先着順(年齢制限なし)

「見て触って、味わって楽しむといった五感に訴える見学スタイルが特長なので、お子さんも楽しめますよ」(丹羽さん・以下同)。

 例えば、ビールの原料となる麦芽やホップ、麦汁の香りや味を確かめられたり、製造工程をプロジェクションマッピングで解説してもらえる。「新・一番搾り」をはじめ、ビールの試飲も無料だ(未成年者はソフトドリンク)。

 リニューアルした「新・一番搾り」のほか、3つの「一番搾り」シリーズが試飲可能。普段お目にかかれない原料、麦芽やホップに触れられる。

■赤城乳業本庄千本さくら『5S』工場(埼玉県)
住所:埼玉県本庄市児玉町児玉850-10
定休日:公式サイト参照
※予約はインターネットまたは往復はがきにて抽選(年齢制限なし)。

 1981年誕生の大ヒットアイス『ガリガリ君』の製造ラインを取り囲むように見学コースが設けられている。コースの終点にある「ガリガリ君広場」では、赤城乳業のアイスが無料で食べ放題。「無料のクレーンゲーム機の景品がアイスだったり、コースのあちこちに遊び心が満載です」。人気のツアーのため抽選制だが、予約してでも行く価値あり。

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