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DeNAラミレス監督、チームを復調させた「打順固定」の効果

ラミレス監督が「動かない」ことでチームも復調へ(写真:時事通信フォト)

 ラミレス監督の休養説まで飛び出していたDeNAが持ち直している。4月中旬から下旬に10連敗、5月初旬にも5連敗を喫するなど低迷していたが、オーダーを固定してから状態が上向いている(記録は5月26日現在)。野球担当記者が話す。

「5月8日以降、ソトが自打球の影響もあってスタメンを外れた12日の広島戦を除けば、1番・神里和毅、2番・宮崎敏郎、3番・ソト、4番・筒香嘉智、5番・ロペスという上位打線が固定された。これが復調の大きな要因でしょう」(以下同)

 5月6日までは12勝21敗と借金9だったが、現在の1~5番になった8日以降は7勝7敗とタイの成績に。その間、神里は3割1分1厘、1本、2打点、宮崎は4割、4本、10打点、ソトは3割2分6厘、3本、11打点と好調だ。

「筒香は2割8分3厘、2本、8打点、ロペスは2割6分3厘、4本、11打点ですが、ラミレス監督も『1番から5番は固まってきた』と話しており、今後はよほどのことがない限り、この打順で行くでしょう。4月は宮崎の絶不調、ソトやロペスも調子に乗り切れなかったため、ラミレス監督は中軸も何度も動かしましたが、力を発揮させるためには、相手や球場などの相性以上にルーティンが大事だと結果が物語っています。神里を除いた4人はタイトルホルダーですし、同じ打順でどっしり構えさせたほうがいい」

 ラミレス監督は就任2年目の一昨年はオーダーを固定し、クライマックスシリーズで阪神と広島を破って日本シリーズに進出した。しかし、昨年はスタメンオーダーを取っ替え引っ替えし、Bクラスに沈んだ。

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