「固定すれば『あの選手がいるのになぜ使わない』と批判され、日替わりオーダーにすれば『もっと落ち着け』と指摘される。外野は結果だけを見て言うし、プロスポーツですからファンから意見が出てナンボでもある。だからこそ、監督業は信念と柔軟性が必要になる。一貫性は大事だが、自分の言葉に縛られてしまうのも良くない。人は考え方が変わって当然で、それが成長でもある。ラミレス監督は頑固な面もありますが、失敗したら反省して切り替えられる」

 セ・リーグは序盤、調子が上がらずに最下位の時期もあった広島が4月下旬以降、盛り返して首位に。この間まで首位争いをしていたヤクルトがケガ人の続出もあって、5位まで転落。混沌とした様相を呈している。

「どのチームも戦力が拮抗している証拠でしょう。DeNAは3位・阪神と6.5ゲーム差ありますが、Aクラス入りの可能性は十分ある。どのチームもそうですが、交流戦がポイントになる。DeNAはラミレス体制になってから交流戦で大崩れはしていない。DHが使えることも打撃陣のコマが揃っているDeNAにとってはプラス材料。ラミレス監督がこのままオーダーを固定していけば、1か月も経てば、Aクラスにグンと近づいているかもしれません」

 はたして、交流戦後のセ・リーグの順位はどうなっているか。

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