グラビア

浅田美代子が10代写真集を回顧「ムチムチを気にしていた」

1975年に発売された『近代映画じゃんぼ 浅田美代子 第2集』写真集より

「うわぁ、若~い。懐かしい~」--浅田美代子(63)の19歳の姿を収めた写真集『近代映画じゃんぼ 浅田美代子第2集』が電子書籍として復刻、発売された。44年ぶりに目を通した浅田は声を弾ませた。

「当時はアイドルの水泳大会にも出なかったし、水着になったのはこの時くらい。レアなビキニ姿ですね。自分ではムチムチしているのを気にしていて、自宅公開のページで本棚に『やせる健康食』なんてあるのはそのせいです。持っているだけで全然読んでなかったけど(笑い)」

浅田美代子のレアなビキニ姿

19歳の姿を収めた

 写真集には映画『陽のあたる坂道』(1975年)の現場密着記事もあり、「この頃はまだ何もわからないでお芝居してたっけ」と若かりし日の出演作を振り返る。

 それから44年を経て、6月7日にはアイドル引退から復帰後初となる主演映画『エリカ38』が公開される。エリカは実年齢を20歳以上詐称し、言葉巧みに大金を搾取する業の深い女。浅田はタイ人俳優とのベッドシーンにも挑んだ。親交の深かった樹木希林が生前「美代ちゃんの代表作を」と、自ら企画した作品だ。

45年ぶりの主演映画『エリカ38』は6月7日公開

「アイドル時代や『釣りバカ日誌』のみち子役のふわーんとしたイメージを壊してやりたいという親心だったんでしょうね。希林さんはいつも“あんた大丈夫だから。久世(光彦)さんの『水曜劇場』で揉まれた経験に自信を持ちなさい”と励ましてくれたんです。新たな役柄の開拓は希林さんからのギフト。母娘としての共演も忘れられない時間となりました。感謝を胸に刻み、この作品を糧に恩返しをしていきたいです」

【プロフィール】あさだ・みよこ/1956年2月15日生まれ。東京都出身。街頭でスカウトされ、ドラマ『時間ですよ』(1973年、TBS系)の新人オーディションで選ばれ芸能界入り。デビュー曲となった劇中歌『赤い風船』で第15回日本レコード大賞新人賞を受賞し、一躍トップアイドルに。アイドル引退を経て復帰後は女優として活躍し、映画『釣りバカ日誌』シリーズなど出演作多数。樹木希林が浅田のために企画した主演映画『エリカ38』が6月7日より公開。

※週刊ポスト2019年6月14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン