「体にやさしい洗剤を選ぶ時は、成分表示に『純石けん分』と書いてあり、そのほかのカタカナの成分表記ができるだけ少ないものを選ぶと安心です」

 石けん洗剤のなかにも、「粉石けん」と「液体石けん」がある。その違いを柴さんが解説する。

「液体より粉の方が汚れ落ちが優れているのですが、粉は溶け残りが起こりやすく、機械の故障や雑菌の繁殖にもつながる恐れがあるため、全自動洗濯機のメーカーは粉石けんの使用をすすめないところが多いのです。対策は、粉石けんをしっかり水に溶かしてから使うか、お風呂の残り湯などのぬるま湯を使うと溶けやすくなります」

 しかし、いくら体にやさしく安全だからといって、忙しい毎日のなかで、こうした溶け残りへの配慮が必要な粉石けんを使い続けるのは楽ではない。家事の負担を減らすためにも、液体の石けん洗剤で充分だと柴さんは語る。

「液体石けんを使う時、洗浄力に物足りなさを感じるのなら、“酸素系漂白剤”か、“セスキ炭酸ソーダ”を一緒に入れるとよいでしょう。この時、酸素系漂白剤は、成分表示に過炭酸ナトリウムのみが書かれたナチュラルなものを選んでください。その上で、『抗菌』『除菌』とうたっている商品もありますが、それは添加物が入っているのではなく、過炭酸ナトリウムそのものの成分が菌を殺すので安全です。洗濯機の黒カビを抑える効果もあり、一石二鳥です」

 酸素系漂白剤、セスキ炭酸ソーダのいずれも、ドラッグストアや100円均一の店などで購入することができる。

※女性セブン2019年6月20日号

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