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BIGやtoto 1等当せん確率が最も高いパターンは?

 まず、くじの仕組みを確認しておこう。BIGには、いくつかの種類がある。代表的なものでは、指定されたサッカー14試合の90分間の試合結果が、くじの対象となる。

 1つの試合には、ホームチームの「勝ち」「負け」「その他(引き分け・延長)」の3通りの結果がありうる。14試合すべてについて、コンピュータの選択した結果が、実際の試合結果と一致した場合、1等当せんとなる。1口は300円で、1等はキャリーオーバーがない場合最高3億円。キャリーオーバーがある場合最高6億円となる。

 これまでは、「ボーナスBIG」と呼ばれる特別開催回では、キャリーオーバーがない場合最高7億円、キャリーオーバーがある場合、最高10億円となっていた。2019年度は、キャリーオーバーがある場合の上限が引き上げられて、最高12億円のくじが2回程度販売されることとなった。また、それとは別に、キャリーオーバーの有無にかかわらず最高7億円のくじが4回程度販売されることとなった。

 なお、この新しい「ボーナスBIG」の最初の回は、6月8日から22日までの期間限定で、販売されることとなっている。

 一方、totoにもいくつかの種類がある。「勝ち」や「負け」ではなく、各チームのゴール数を予想するtoto GOALというくじもある。ここでは、代表的なtotoをみていこう。

 指定されたサッカー13試合の90分間の試合結果が、くじの対象となる。13試合すべてについて、くじを買う人が予想した結果が、実際の試合結果と一致した場合、1等当せんとなる。totoは、1口100円で、1等はキャリーオーバーがない場合最高1億円。キャリーオーバーがある場合は、最高5億円となる。

 なお、BIGもtotoも、当せん金は売上金額や当せん口数によって変動するので、注意が必要だ。

 それでは、BIGやtotoのスポーツくじが、宝くじと異なる点はどこにあるだろうか? それは、1枚のくじの当せん確率が必ずしも同じではないところだろう。宝くじならば何組の何番であろうと、当せんの確率は変わらない。どの番号のくじでも、当せんの確率は同じだ。

 しかし、スポーツくじの場合、対象となるサッカーの試合で、「勝ち」「負け」「引き分け」の結果が均等に出るとは限らない。BIGならコンピュータの選択に応じて、totoなら買う人の予想しだいで、それぞれのくじの当せん確率に違いが出ると考えられるのだ。

 では、実際にサッカーの「勝ち」「負け」「引き分け」は、どの程度の割合で出現しているのだろうか?

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