「5月2日には選挙の無効を訴えるデモ隊に向けて軍が発砲し、11名の死者が出ました」
身の危険を感じたゾマホン氏は5月11日にベナンを出国。翌12日に日本へ帰り着いた。
「ヤイ・ボニ前大統領は現在、政権により拘束されたままです。弁護士や医師の面会も許されていない。ベナンの民主主義は、タロン大統領の強権的な政治姿勢のために危機を迎えています。こうした現状に対し、日本の政府やマスコミには、ぜひ行動を起こしてほしいのです」
長年、日本とベナンの友好のために尽力し続けたゾマホン氏の悲痛な叫びが、ベナン国内を変えるのはいつになるのだろうか。