国内

暴力団元組長「バングラのキャッチには気をつけろ」

繁華街ではバングラ系に気をつけろとも

繁華街ではバングラ系に気をつけろとも

 警察や軍関係の内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た警官の日常や刑事の捜査活動などにおける驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、暴力団の元組長が繁華街でのバングラデシュ人キャッチについて警鐘を鳴らす。

 * * *
「一言で言えば、バングラのやつらはいい加減だ。腐りきってるね。一見すると人当たりはいいし、中国や韓国みたいに手荒いことはしないから、いいかと思っていたらひどい目に遭う」

“バングラ”とはバングラデシュのことだ。

 先日、暴力団組織の元組長と一緒に、都内某所の繁華街の裏通りを歩いていた時のことだ。暗がりの中から浅黒い肌に天然パーマ、目鼻立ちが整いすらりとした細身の男がスーッと出てきて、前を歩く会社員らしき男性3人に声をかけた。

「お兄さん、ご飯は食べた?」

 声をかけられ会男性たちが立ち止まる。途端に、通りのあちこちから男たちがワラワラと寄ってきた。キャッチ(客引き)をしていたバングラデシュ人たちだ。今では客引きも風営法(風俗営業法)や迷惑防止条例により違法とされているはずだが、次から次へと集まってくる。

 会社員男性の1人がキャッチに聞いた。

「どっかいいとこある?」

 それを見ていた元組長が苦笑いをした。

「あいつら、もう逃げられないぜ。ああいうのは無視するのに限る」

 バングラデシュ人たちが、サラリーマンたちに向かって一斉に何かをしゃべり始めた。狭い通りでは、中国人、フィリピン人、アフリカ出身のキャッチたちが、遠巻きにその様子をうかがっている。

「キャッチ禁止なんて条例、やつらには通用しないのさ。ヤバくなれば、店の場所を聞かれたから教えてただけだと言い張る。晴れていれば客通りもあるが、寒い日や雨の日には1人に10人近くが群がって客の取り合いになることもある」

 なのに誰1人、元組長には声をかけてはこない。一定の距離を保ったまま、通り過ぎて行くのを怪訝そうに眺めているだけだ。

「バングラのやつらは、声をかけていい相手と悪い相手を見分ける嗅覚がすごいんだ」

 元組長が右へ左へ視線を走らせると、男たちは目が合わないように視線をスッとはずしていく。

「やつらはごちゃごちゃしたネオン街に多くいる。特に上野や錦糸町では、地元のヤクザよりやつらの方が多いぐらいだ。中国マフィアや韓国のなんとか団みたいに集団で手荒いことはしないし、ヤクザのシマを奪おうなんてしないがね。気付いた時には排除できないぐらい大量繁殖しているのさ」

 元組長の話では、バングラデシュ人が来日し始めた頃、彼らが儲けていたのは、正規のテレホンカードを10分の1の値段で買い、それを日本に出稼ぎに来ていたフィリピン人女性に売るという商売だ。当時、フィリピンは国際電話の通話料が高い上に、国に子供を置いて出稼ぎに来ている女性が多かったのだ。

「やつら、その儲けを元に店を始めた。店をやる時、やつらは自分の国の人間を使う。バングラから家族や親せき、友人を呼ぶんだ。呼ばれたやつらがある程度儲けると、また店を出し次のやつらを呼ぶ。そんな具合にやつらはどんどん増えていく」

 中には大手通信会社が熾烈な売上競争に勝つために、年に数回、大量に安価で卸していたテレホンカードを億単位で仕入れ、それを売って大儲けしたバングラデシュ人経営者もいた。この時、主に仕入れていたのはバングラデシュ人が経営する会社だけでなく、中国人が経営する会社もあった。そのうちの1つは、今誰もが知っている家電量販店へと成長し、日本企業を買収するまでになっている。

 これだけならバングラデシュ人は案外、まともな商売をしてきたと思えるところだが…。

関連記事

トピックス

各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
理論派として評価されていた桑田真澄二軍監督
《巨人・桑田真澄二軍監督“追放”のなぜ》阿部監督ラストイヤーに“次期監督候補”が退団する「複雑なチーム内力学」 ポスト阿部候補は原辰徳氏、高橋由伸氏、松井秀喜氏の3人に絞られる
週刊ポスト
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン