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2019.07.02 11:00  週刊ポスト

湖池屋・キリン出身社長の「ポテチ革命」 完売続出の戦略

主力商品の「KOIKEYA PRIDE POTATO」と「じゃがいも心地」

◆「オタクがセンター」の時代

──そして3年前、キリンビバレッジ社長から湖池屋社長に転じた。

佐藤:キリン在籍中から「食」に携わりたいという思いはありました。そんな折、日清食品ホールディングスCEOの安藤宏基さんから、「(グループ企業である)湖池屋を、そしてスナック菓子業界全体を大きくしてみないか」というお話を頂いたんです。

 社長就任にあたって一番大事だと考えたのは、日本で初めてポテトチップスを量産化した老舗の価値を、どう消費者の方々に再認識していただくか、ということでした。

 そこでまず行なったのが社名の変更です。私が社長に就任するまで、湖池屋は持ち株会社の「フレンテ」のグループに属する子会社という扱いでした。しかし2016年10月、フレンテは湖池屋など国内子会社を吸収し、「株式会社湖池屋」に社名を変更しました。

 事業の原点であり、核である「湖池屋」を名乗り直すことで、創業者の知見や誇りをもう一度、全社員で共有しようとしたのです。その中で生まれたのが、「KOIKEYA PRIDE POTATO」という商品です。

 従来より価格は高めですが、品質にこだわっている。「自分へのご褒美として食べてください」がコンセプトです。

 最近では「じゃがいも心地」という厚切りタイプのチップスもヒットしています。お煎餅を食べるような食感を大事にし、素材の魅力が十分に味わえる。嬉しいことに、「じゃがいも心地」はシニア世代の熱い支持をいただいています。

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