芸能

ヤクザと芸能人、若山富三郎さんと比べ勝新太郎さんは常識人

若山富三郎の破天荒ぶりは弟以上(共同通信社)

 芸人が反社会勢力のパーティや誕生日会へ出席し、事務所を通さず“闇営業”をしていた件で、テレビ界に激震が走っている。確かに黒い交際は大問題だが、昔のスターは問題が起きても潔かった。時代が異なると言ってしまえばそれまでだが、タレント本収集家として知られるプロインタビュアーの吉田豪氏が、秘蔵の資料から大スターたちの交際術について振り返る。

 * * *
 亡くなった山城新伍さんが仲のいい組長の娘の結婚式に出席したことが問題になったときには、芸能レポーターを前に「ヤクザの娘が幸せになってはいけないのか」と言い張った。いまじゃ絶対通らない理屈です。

 その山城さんの『おこりんぼさびしんぼ』って本は、若山富三郎・勝新太郎兄弟との交流を描いた名著ですが、「おやっさん」と慕う若山さんとヤクザの関係があっさり書かれていて。

「ずいぶんかわいがっていただいた日本一の大親分・田岡(一雄)組長が、ぼくに真剣な顔をして聞いたことがあった。『新伍や。若山はいいやつなのか? 悪いやつなのか?』(中略)ぼくは迷わず言った。『いい人ですよ』三代目(田岡組長のこと)は普段と変わらぬ顔でカラカラ笑って言った。『いい人か? おい、いい人がオレから金もっていって、返さねえのか』」

 若山さんが田岡組長から借金していたという、いまなら絶対アウトなエピソードを平気でバラしちゃってるんです。

関連記事

トピックス

大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン