「このまま北が核保有を続ければ、米国は本気で金正恩体制の転覆を考えざるを得ない。そのとき北の新指導者としてハンソル氏の存在が浮上するはずです。ただ、これまで“まさか”を実現してきたトランプゆえに、米朝関係がこのまま蜜月になる可能性もないとは言えない。そうなった場合は、父の正男氏も2017年に消されたように、ハンソル氏の存在そのものが邪魔になりかねないでしょう」(前出・北朝鮮ウォッチャー)
トランプが「急がない」とする今後の米朝協議の過程で、“ジョーカー”はどう切られるのか―─。
※週刊ポスト2019年7月19・26日号