この春、日大に進学した池江璃花子選手(時事通信社)
池江選手のルーツともいえるこの地を訪ねると、彼女の祖父の弟にあたる男性2人が話を聞かせてくれた。
「璃花子の母親(美由紀さん)を含めた親戚数人で『チーム璃花子』と名付けたLINEグループを組んで連絡を取っていたのですが、病気がわかってからは使っていません。その当時、母親からは“治療に2年はかかると思う。希望をいえば、お盆頃までに自宅に戻って来られたらいいな”と聞いていたんですが、もう何度か一時退院しているそうなので、予想より順調に進んでいるようです。2年といわずに1年ぐらいで復帰してくれたらいいのに…」
もう1人の男性は5月に上京し、美由紀さんと話したと言い、こんな話をする。
「治療は確かに順調なのかもしれませんが、母親は五輪のことは何も言わなかったし、こちらからも聞けません。まずは病気を治すことが第一です。最近は困ったことに、がんに効くという健康食品のパンフレットがぼくらのところに持ち込まれてくる。きっと母親のところにはもっと来ているんでしょうね。本当に効くかわからないから、母親には言っていませんが…」
周囲の励ましと気遣いを支えに復活のステージに立つ。その日が来ることを、日本中が信じている。
※女性セブン2019年7月25日号